vSAN は、通常でない例外的な構成にも展開できます。

このような例外的なトポロジには特別な考慮事項があります。

3 つの場所、ストレッチ クラスタなし、分散 Witness(監視)ホスト

ストレッチ クラスタ構成を展開するのではなく、複数の部屋、建物、またはサイトに vSAN を展開できます。

この構成はサポートされています。1 つの要件として、サイト間の遅延は、同じデータセンター内の通常の vSAN 環境で想定されている遅延と同じレベルにする必要があります。遅延は、すべてのホスト間で [1 ミリ秒未満] にする必要があります。遅延がこの値を超える場合は、5 ミリ秒の遅延が許容されるストレッチ クラスタを検討してください。vSAN 6.5 以前の場合は、マルチキャストについて別の事項も考慮する必要があります。

最適な結果を得るには、トポロジ内のすべてのサイトで統一された構成を維持する必要があります。仮想マシンの可用性を維持するため、それぞれの部屋、建物またはサイトのホストが同じフォルト ドメインに配置されるようにフォールト ドメインを構成します。クラスタの非対称パーティショニングは避けてください。この場合、ホスト A からホスト B に接続できなくても、ホスト B からホスト A への接続は可能になります。

2 ノード構成を 1+1+W ストレッチ クラスタとして展開

2 ノード構成をストレッチ クラスタ構成として展開し、各ホストを異なる部屋、建物またはサイトに配置することができます。

各サイトでホスト数を増やすと、ライセンス関連のエラーが発生します。クラスタに 2 台以上のホストが存在し、専用監視アプライアンス/ホスト機能を使用する場合(N+N+W、N > 1)、この構成は vSAN ストレッチ クラスタと見なされます。