Internet Group Management Protocol (IGMP) を使用すると、レイヤー 2 ドメイン内の IP マルチキャスト グループ メンバーシップに受信側を追加できます。

IGMP を使用すると、受信側は参加するマルチキャスト グループに要求を送信できるようになります。マルチキャスト グループのメンバーになると、ルーターはマルチキャスト グループのトラフィックをレイヤー 3 セグメントで転送し、受信側はこのセグメントのスイッチ ポートに接続します。

IGMP スヌーピングを使用すると、マルチキャスト グループに参加している物理スイッチ ポートを vSAN VMkernel ポート アップリンクに制限できます。IGMP スヌーピングは IGMP スヌーピング クエリで設定されます。IGMP スヌーピングをサポートするよう IGMP スヌーピングクエリを設定する必要があるかどうかは、スイッチ ベンダーによって異なります。IGMP スヌーピングの設定については、スイッチ ベンダーに問い合わせてください。

vSAN は、IGMP バージョン 2 と IGMP バージョン 3 の両方をサポートしています。レイヤー 3 ネットワーク セグメントにわたって vSAN を展開すると、同じレイヤー 3 ネットワーク セグメントに接続し、アクセスできるルーターやスイッチなどのレイヤー 3 対応デバイスを構成できます。

vSAN ネットワーク上のすべての VMkernel ポートは、IGMP を使用してマルチキャスト グループにサブスクライブし、すべてのネットワーク ポートでマルチキャスト フラッディングを回避します。

注: vSAN が、ルーティングまたはトランクされていない VLAN にあり、クラスタ内のすべてのホストの vSAN ポートに拡張可能な場合は、IGMP スヌーピングを無効にできます。