ファイル サービスのアップグレードは、ローリング ベースで実行されます。

アップグレードの実行中、アップグレード対象の仮想マシン上で実行されているファイル サーバ コンテナは、他の仮想マシンにフェイルオーバーされます。アップグレード中もファイル共有にはアクセスできます。アップグレード中に、ファイル共有へのアクセスが中断することがあります。

前提条件

次のものがアップグレードされていることを確認します。
  • ESXi ホスト
  • vCenter Server
  • vSAN のディスク フォーマット

手順

  1. vSAN クラスタに移動し、[構成] > [vSAN] > [サービス] の順にクリックします。
  2. [vSAN サービス] の [ファイル サービス] 行で、[アップグレードの確認] をクリックします。
  3. [ファイル サービスのアップグレード] ダイアログ ボックスで、次のいずれかの展開オプションを選択して、[アップグレード] をクリックします。
    オプション 操作
    [自動による方法] デフォルトのオプションです。このオプションを選択すると、システムによって OVF が検索され、ダウンロードされます。アップグレードを開始した後、このタスクをキャンセルすることはできません。
    注: vSAN を使用するには、このオプションのインターネット接続が必要です。
    [手動による方法] このオプションでは、ローカル システムで使用可能な OVF を検索して選択します。アップグレードを開始した後、このタスクをキャンセルすることはできません。
    注: このオプションを選択する場合は、次のすべてのファイルをアップロードする必要があります。
    • VMware-vSAN-File-Services-Appliance-x.x.x.x-x_OVF10.mf
    • VMware-vSAN-File-Services-Appliance-x.x.x.x-x-x_OVF10.cert
    • VMware-vSAN-File-Services-Appliance-x.x.x.x-x-x-system.vmdk
    • VMware-vSAN-File-Services-Appliance-x.x.x.x-x-cloud-components.vmdk
    • VMware-vSAN-File-Services-Appliance-x.x.x.x-x-log.vmdk
    • VMware-vSAN-File-Services-Appliance-x.x.x.x-x_OVF10.ovf