スナップショットを使用すると、容量を効率的に使用し、時間ベースでデータをアーカイブできます。
ファイルを誤って削除した場合でも、ファイルまたはファイルのセットからデータを取得できます。ファイル システム レベルのスナップショットでは、変更されたファイルとファイルに対する変更の情報が提供されます。自動化されたファイル リカバリ サービスを使用できるので、従来のテープベースのバックアップよりも効率的に作業を行うことができます。このスナップショットだけでは完全なディザスタ リカバリを行うことはできませんが、サードパーティのバックアップ ベンダーが変更されたファイル(増分バックアップ)を別の物理的な場所にコピーするために使用できます。
vSAN ファイル サービスには、vSAN ファイル共有のポイントインタイム イメージを作成できる組み込み機能があります。vSAN ファイル サービスが有効になっている場合、共有ごとに最大で 32 個までのスナップショットを作成できます。vSAN ファイル共有スナップショットは、vSAN ファイル共有のポイントインタイム イメージを提供するファイル システム スナップショットです。
注:
vSAN 分散ファイル システムのスナップショットは、バージョン 7.0 Update 2 以降でサポートされています。
ファイル システムのスナップショットに関する考慮事項
- データを取得するスナップショットの名前として Default を使用します。
- スナップショット名は 100 文字以下にする必要があります。名前には、英字、数字、次のものを除く特殊文字を使用できます。
- " (ASCII 34)
- $ (ASCII 36)
- % (ASCII 37)
- & (ASCII 38)
- * (ASCII 42)
- / (ASCII 47)
- : (ASCII 58)
- < (ASCII 60)
- > (ASCII 62)
- ? (ASCII 63)
- \ (ASCII 92)
- ^ (ASCII 94)
- | (ASCII 124)
- ~ (ASCII 126)