障害を検出した場合、またはアップグレードする場合には、フラッシュ キャパシティ デバイスまたは磁気ディスクを置き換える必要があります。

デバイスをホストから物理的に取り出す前に、vSAN からデバイスを手動で削除する必要があります。キャパシティ デバイスを vSAN クラスタから削除せずに取り外すと、ディスク上のコンポーネントは「不完全」としてマークされます。キャパシティ デバイスに障害が発生した場合、ディスク上のコンポーネントは「低下」としてマークされます。影響を受けるコンポーネントのオブジェクト レプリカの障害の数が FTT の値を超えると、ディスク上の仮想マシンにアクセスできなくなります。「vSAN クラスタのキャパシティ デバイスがアクセス不能」を参照してください。

注: vSAN クラスタでデデュープと圧縮が使用されている場合は、デバイスを置き換える前に、クラスタからディスク グループ全体を削除する必要があります。

また、障害が発生したキャパシティ デバイスを vSAN で置き換える方法をビデオで確認することもできます。

前提条件

  • ホストのストレージ コントローラがパススルー モードで構成されており、ホットプラグ機能がサポートされていることを確認します。

    ストレージ コントローラが RAID 0 モードで構成されている場合は、ベンダーのドキュメントでデバイスの追加および取り外しに関する情報を参照してください。

  • キャパシティ デバイスをアップグレードする場合は、キャパシティ デバイスからデータを移行するための十分や容量がクラスタ内に存在することを確認します。

手順

  1. vSAN クラスタに移動します。
  2. [構成] タブで、[vSAN] の下の [ディスク管理] をクリックします。
  3. フラッシュ キャパシティ デバイスまたは磁気ディスクを選択し、[ディスクの削除] をクリックします。
    注: デデュープおよび圧縮が有効なクラスタからキャパシティ デバイスを削除することはできません。ディスク グループ全体を削除する必要があります。デデュープおよび圧縮が有効になっている vSAN クラスタからディスク グループを削除する場合は、『 VMware vSAN の管理』の「デデュープおよび圧縮が有効な場合のディスクの追加または削除」を参照してください。
  4. [ディスクの削除] ダイアログ ボックスで、[全データの移行] を選択して、ホストで使用可能なすべてのデータをクラスタ内の他のホストに転送します。
  5. [事前チェックに移動] をクリックして、オブジェクトが削除された場合またはメンテナンス モードに切り替えた場合のクラスタへの影響を確認します。
  6. [削除] をクリックして、キャパシティ デバイスを削除します。

次のタスク

  1. 新しいデバイスをホストに追加します。

    ホストは自動的にそのデバイスを検出します。

  2. ホストがデバイスを検出できない場合は、デバイスの再スキャンを実行してください。