vSAN クラスタ内で仮想マシンをデプロイすると、仮想マシン ファイルを作成できないというエラーと共に操作に失敗します。
問題
仮想マシンの作成操作が、「ファイル作成操作を完了できません」というエラー ステータスで失敗します。
原因
vSAN での仮想マシンのデプロイは、いくつかの理由で失敗する可能性があります。
- vSAN が仮想マシン ストレージ ポリシーおよび仮想マシン オブジェクトに対して容量を割り当てることができない。この障害は、使用できる十分な容量がデータストアにない場合に発生する可能性があります。たとえば、物理ディスクがホストから一時的に切断されている場合などがあります。
- 仮想マシンに非常に大きな仮想ディスクがあり、クラスタ内のホストが仮想マシン ストレージ ポリシーの配置ルールに基づいて仮想ディスク用のストレージを提供できない。
たとえば、仮想マシン ストレージ ポリシーで [許容されるプライマリ レベルの障害数] が 1 に設定されている場合、vSAN はクラスタ内に仮想ディスクのレプリカを 2 つ(異なるホストに 1 つずつ)保存する必要があります。クラスタ内のすべてのホスト上の空き容量を集約すると、データストアにこの容量ができる可能性があります。 ただし、それぞれが仮想ディスクの個別のレプリカを保存するのに十分な容量を提供する 2 台のホストがクラスタにありません。
クラスタ内に新規仮想マシンをプロビジョニングするのに十分な空き容量がある可能性がある場合でも、vSAN は新しいレプリカ用に容量を解放するためにホストまたはディスク グループ間でコンポーネントを移動しません。
解決方法
- ♦ クラスタ内のキャパシティ デバイスの状態を確認します。
- vSAN クラスタに移動します。
- [監視] タブで、[vSAN] をクリックして [物理ディスク] を選択します。
- クラスタ内のホスト上にあるデバイスの容量と健全性ステータスを確認します。