障害の発生したストレージ デバイスが検出された場合、またはデバイスをアップグレードする場合は、ESXCLI コマンドを使用してそのデバイスをホストから手動で削除することができます。

フラッシュ キャッシュ デバイスを削除すると、vSAN は、そのフラッシュ デバイスに関連付けられているディスク グループとそのメンバー デバイスすべてを削除します。

前提条件

ホストのストレージ コントローラがパススルー モードで構成されており、ホットプラグ機能がサポートされていることを確認します。

ストレージ コントローラが RAID 0 モードで構成されている場合は、ベンダーのドキュメントでデバイスの追加および取り外しに関する情報を参照してください。

手順

  1. ESXi ホストへの SSH 接続を開きます。
  2. 障害発生デバイスのデバイス ID を識別するには、次のコマンドを実行し、出力でデバイス ID を確認します。
    esxcli vsan storage list 
    			 
  3. vSAN からデバイスを削除するには、次のコマンドを実行します。
    esxcli vsan storage remove -d device_id 
    			 

    vSAN ESA の管理に使用できるコマンドは次のとおりです。

    表 1. vSAN ESA コマンド
    コマンド 説明
    esxcli vsan storagepool add vSAN の使用量に物理ディスクを追加します。
    esxcli vsan storagepool list vSAN ストレージ プールの構成を一覧表示します。
    esxcli vsan storagepool mount ストレージ プールから vSAN ディスクをマウントします。
    esxcli vsan storagepool rebuild vSAN ストレージ プールのディスクを再構築します。
    esxcli vsan storagepool remove ストレージ プールから物理ディスクを削除します。--disk または --uuid パラメータが 1 つ必要です。
    esxcli vsan storagepool unmount ストレージ プールから vSAN ディスクをアンマウントします。

次のタスク

  1. 新しいデバイスをホストに追加します。

    ホストは自動的にそのデバイスを検出します。

  2. ホストがデバイスを検出できない場合は、デバイスの再スキャンを実行してください。