vSAN Skyline Health を使用して、vSAN クラスタの健全性を監視します。
vSAN Skyline Health を使用して、クラスタ コンポーネントのステータスの監視、問題の診断、および問題のトラブルシューティングを行うことができます。健全性検出では、ハードウェア互換性、ネットワーク構成と操作、高度な vSAN 構成オプション、ストレージ デバイスの健全性、および仮想マシン オブジェクトがカバーされます。
- 健全性検出に基づくクラスタの健全性スコア
- 24 時間の健全性スコアのトレンドを表示
- 特定の期間の健全性スコアのトレンドを表示
健全性スコアのトレンドの詳細を表示するには、[健全性サービスの履歴] が有効になっていることを確認します。健全性スコアのトレンド チャートで [詳細表示] をクリックして、選択した時間ポイントの 24 時間以内のクラスタの健全性状態を調べます。[カスタム] を使用して、必要に応じて時間範囲をカスタマイズします。
vSAN 健全性検出を使用して、問題の診断、問題のトラブルシューティング、および問題の修正を行うことができます。
- [非健全]:注意が必要な重大または重要な問題が検出されました。
- [健全]:注意が必要な問題は見つかっていません。
- [情報]:クラスタの実行状態に影響を与えない可能性がありますが、確認が必要な健全性検出。
- [サイレンス]:健全性検出は、vSAN 健全性アラームをトリガすることなく、意図的に停止されました。
問題のトラブルシューティングを行うには、調査結果を根本原因で並べ替え、主要な問題を先に解決し、その後、影響を受ける問題が解決できるかどうか確認します。
vSAN では、各健全性検出を定期的に再テストし、結果を更新しています。健全性検出を実行して、結果をすぐに更新するには、[再テスト] ボタンをクリックします。
カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) に参加している場合は、健全性検出を実行して、詳細分析のためにそのデータを VMware に送信できます。[オンライン健全性の再テスト] ボタンをクリックして、[OK] をクリックします。CEIP を登録せずに vCenter Server が VMware Analytics Cloud に接続できる場合、オンライン通知はデフォルトで有効になります。CEIP に参加しない場合でも、オンライン通知を使用してソフトウェアおよびハードウェアの問題に関する vSAN 健全性通知を受け取ることができます。
単一ホスト上の vSAN 健全性の監視
- [vSAN] タブには、vSAN の基本構成が表示されます。
- [ホスト] タブには、vSAN クラスタに参加しているホストが表示されます。
- [健全性] タブには、ホストレベルの健全性検出が表示されます。
vSAN 健全性の履歴の表示
vSAN 健全性の履歴を使用すると、健全性の履歴レコードをクエリで取得し、健全性の問題を確認できます。表示されるのは、クラスタの健全性履歴データのみです。デフォルトでは、健全性の履歴が有効になっています。健全性の履歴を無効にするには、クラスタを選択して、[構成] > [vSAN] > [サービス] > [健全性サービスの履歴] の順にクリックして、[無効化] をクリックします。健全性の履歴を無効にすると、vCenter Server データベースで収集されたすべての健全性データが削除されます。データベースには、使用可能な容量に応じて最大 30 日間の健全性データが保存されます。
Skyline Health ビューを使用すると、選択した時間範囲の健全性の履歴を表示できます。時間範囲の開始日は、現在の日付から 30 日以内にする必要があります。終了日の日付は、現在よりも前にする必要があります。選択内容に基づいて、健全性検出の履歴を表示できます。[履歴の詳細を表示] をクリックして、選択した期間の健全性検出の履歴を表示します。履歴データは、緑の丸、黄色の三角形、赤色の四角形で表示されます。これは、それぞれ成功、警告、失敗を表します。テーブルに、各健全性検出の結果に関する詳細情報が表示されます。
vSAN Support Insight の使用
vSAN Support Insight は、信頼性と一貫性のあるコンピューティング、ストレージ、およびネットワーク環境を維持するために役立つプラットフォームです。VMware のサポートは、vSAN Support Insight を使用して vSAN のパフォーマンス診断を監視し、パフォーマンスの問題を解決します。vSAN は、定期的に分析を行うため、カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) を使用して VMware にデータを送信します。CEIP を無効にするには、[vSphere Client] > [管理者] > [カスタマー エクスペリエンス向上プログラム] > [プログラムから離脱] の順に選択します。