vSAN ホストのネットワーク インターフェイス カード (NIC) は、特定の要件を満たしている必要があります。vSAN は、10 Gbps、25 Gbps、40 Gbps、50 Gbps、および 100 Gbps ネットワークで動作します。

ホストが vSAN Original Storage Architecture (OSA) または vSAN Express Storage Architecture (ESA) の最小 NIC 要件を満たしていることを確認します。

表 1. vSAN OSA の最小 NIC 要件と推奨事項
トポロジまたは展開モード アーキテクチャ 1 GbE NIC のサポート 10 GbE NIC のサポート 10 GbE を超える NIC のサポート ノード間の遅延 サイト間リンクのバンド幅または遅延 ノードと vSAN 監視ホスト間の遅延 ノードと vSAN 監視ホスト間のバンド幅
単一サイトの vSAN クラスタ ハイブリッド クラスタ はい(最小) はい(推奨) はい 1 ミリ秒未満の RTT。 該当なし 該当なし 該当なし
オールフラッシュ クラスタ なし はい はい(推奨)
vSAN ストレッチ クラスタ ハイブリッドまたはオールフラッシュ クラスタ なし はい(最小) はい 各サイト内で 1 ミリ秒未満の RTT 10 GbE(ワークロードに依存)と 5 ミリ秒以下の RTT を推奨します。 200 ミリ秒未満の RTT。サイトあたり最大 10 台のホスト。 1,000 コンポーネントごとに 2 Mbps(45k コンポーネントで 100 Mbps まで)。
100 ミリ秒未満の RTT。サイトあたり 11 ~ 15 台のホスト。
2 ノード vSAN クラスタ ハイブリッド クラスタ はい(10 台までの仮想マシン) はい(推奨) はい 1 つのサイト内で 1 ミリ秒未満の RTT 10 GbE と 5 ミリ秒以下の RTT を推奨します。 500 ミリ秒未満の RTT。 1,000 コンポーネントごとに 2 Mbps(最大 1.5 Mbps)。
オールフラッシュ クラスタ なし はい(最小)
表 2. vSAN ESA の最小 NIC 要件と推奨事項
デプロイ タイプ 1 GbE NIC のサポート 10 GbE NIC のサポート 10 GbE を超える NIC のサポート ノード間の遅延 サイト間リンクのバンド幅または遅延 ノードと vSAN 監視ホスト間の遅延 ノードと vSAN 監視ホスト間のバンド幅
単一サイトの vSAN クラスタ なし はい はい 1 ミリ秒未満の RTT。 該当なし 該当なし 該当なし
vSAN ストレッチ クラスタ なし はい はい 各サイト内で 1 ミリ秒未満の RTT 少なくとも 10 GbE(ワークロードによる)と 5 ミリ秒の RTT。 200 ミリ秒未満の RTT。サイトあたり最大 10 台のホスト。 1,000 コンポーネントごとに 2 Mbps(45k コンポーネントで 100 Mbps まで)。
100 ミリ秒未満の RTT。サイトあたり 11 ~ 15 台のホスト。
2 ノード vSAN クラスタ なし はい はい 1 つのサイト内で 1 ミリ秒未満の RTT 25 GbE と 5 ミリ秒以下の RTT を推奨します。 500 ミリ秒未満の RTT。 1,000 コンポーネントごとに 2 Mbps(最大 1.5 Mbps)。
注: この NIC 要件は、ハイパーコンバージド環境でパケット ロスが 0.0001% を超えていないことを前提としています。超過した場合、 vSAN のパフォーマンスに大きな影響を与える可能性があります。

vSAN ストレッチ クラスタ NIC の要件の詳細については、『vSAN ストレッチ クラスタ ガイド』を参照してください。