ESXi ホストのクラスタで vSAN を有効にする前に、vSAN 通信を行うために必要なネットワーク インフラストラクチャを提供する必要があります。
vSAN は、クラスタに参加する ESXi ホスト全体でデータを交換する、分散ストレージ ソリューションを提供します。特定の構成項目を含む、vSAN をインストールするためのネットワークを準備します。
ネットワーク設計ガイドラインの詳細については、「vSAN ネットワークの設計」を参照してください。
同じサブネット内へのホストの配置
最適なネットワーク パフォーマンスを得るには、ホストを同じサブネットに接続する必要があります。vSAN 6.0 以降では、必要に応じてホストを同じレイヤー 3 ネットワークに接続することもできます。
物理アダプタのネットワーク バンド幅の専用化
少なくとも 1 Gbps のバンド幅を vSAN に割り当てます。次のいずれかの構成オプションを使用できます。
- vSAN OSA:ハイブリッド ホスト構成に専用の 1 GbE 物理アダプタを使用するか、可能であれば、専用または共有の 10 GbE 物理アダプタを使用します。オールフラッシュ構成で専用または共有の 10-GbE 物理アダプタを使用します。
- vSAN ESA:専用または共有の 25 GbE 物理アダプタを使用します。
- 他のシステム トラフィックを処理する物理アダプタで vSAN トラフィックを制御し、Distributed Switch の vSphere Network I/O Control を使用して vSAN のバンド幅を予約します。
仮想スイッチでのポート グループの構成
vSAN の仮想スイッチでポート グループを構成します。
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vSAN の物理アダプタをアクティブなアップリンクとしてポート グループに割り当てます。
ネットワーク可用性について NIC チームが必要な場合は、スイッチへの物理アダプタの接続に基づいてチーミング アルゴリズムを選択します。
- 設計されている場合は、仮想スイッチでタギングを有効にして vSAN トラフィックを VLAN に割り当てます。
vSAN のホストでのファイアウォールの調査
vSAN は、クラスタ内の各ホストの特定のポートでメッセージを送信します。ホストのファイアウォールがこれらのポートでのトラフィックを許可していることを確認します。
クラスタで vSAN を有効にすると、必要なすべてのポートが ESXi ファイアウォール ルールに追加され、自動的に設定されます。管理者がファイアウォール ポートを開いたり、ファイアウォール サービスを手動で有効にしたりする必要はありません。
受信接続と送信接続用に開いているポートを確認できます。ESXi ホストを選択して、[構成] > [セキュリティ プロファイル] をクリックします。