認証サービスは、vSphere Client から、または CLI を使用して管理します。API を使用して vCenter Server ID プロバイダ フェデレーション構成プロセスを管理することもできます。

さまざまなインターフェイスを使用して vCenter Server 認証を管理できます。

表 1. vCenter Server 認証サービスを管理するためのインターフェイス
インターフェイス 説明
vSphere Client Web インターフェイス(HTML5 ベース クライアント)。
API vCenter Server ID プロバイダのフェデレーション構成プロセスを管理します。
sso-config vCenter Server の組み込み ID プロバイダを設定するためのコマンドライン ユーティリティ。

vSphere Client を使用した vCenter Server 認証サービスの管理

vSphere Client から vCenter Server 認証サービスを管理できます。

手順

  1. ローカルの vCenter Single Sign-On ドメインの管理者権限を持つユーザーとして vCenter Server にログインします。
    デフォルトのドメインは vsphere.local です。
  2. [管理] を選択します。
  3. [Single Sign On][設定] をクリックして ID プロバイダを管理し、パスワードとロックアウト ポリシーを設定します。
    詳細については、『 vCenter Single Sign-Onによる vSphere 認証』を参照してください。

スクリプトを使用した vCenter Server 認証サービスの管理

vCenter Server には、認証サービスを管理するためのユーティリティである sso-config が含まれています。

vSphere Client でサポートされていない管理タスクに対して、または自社環境用のカスタム スクリプトを作成する場合は、sso-config ユーティリティを使用します。

表 2. 認証および関連サービスを管理するための CLI
CLI 説明 リンク
sso-config vCenter Server の組み込み ID プロバイダを設定するためのコマンドライン ユーティリティ。 sso-config.sh -help を実行して sso-config のヘルプを参照するか、VMware ナレッジベースの記事 (https://kb.vmware.com/s/article/67304) で使用例を参照してください。
service-control サービスの起動、停止およびリストを表示するコマンド。 このコマンドを実行して、他の CLI コマンドを実行する前にサービスを停止します。service-control コマンドでパスを指定する必要はありません。

前提条件

vCenter Server への SSH ログインを有効にします。vCenter Server 管理インターフェイス (https://vcenter_server_ip:5480) の [アクセス設定] タブを使用して、SSH ログインの有効化や無効化を設定できます。

手順

  1. vCenter Server シェルにログインします。
    通常、root ユーザーまたは管理者ユーザーの権限が必要です。詳細については、 vSphere CLI の実行に必要な権限を参照してください。
  2. 次のデフォルトの場所にある sso-config ユーティリティにアクセスします。
    /opt/vmware/bin/sso-config.sh
    必要な権限は、実行するタスクによって異なります。機密情報を保護するために、パスワードの入力を 2 回求められる場合があります。