vSphere ClientVMware Host Client、または esxcli system syslog コマンドを使用して syslog サービスを構成できます。

Syslog サービスは、環境内で予防的なアクションを実行するのに役立つ分析用のログ メッセージを受信、分類、および保存します。

vSphere Client を使用した ESXi Syslog の設定

vSphere Client コマンドを使用して、Syslog サービスをグローバルに構成し、さまざまな詳細設定を編集できます。

手順

  1. vSphere Client インベントリで、ESXi ホストに移動して参照します。
  2. [構成] をクリックします。
  3. [システム] メニューの [システムの詳細設定] をクリックします。
  4. [編集] をクリックします。
  5. syslog でフィルタリングします。
  6. ログ作成をグローバルに設定し、さまざまな詳細設定を構成するには、ESXi Syslog のオプションを参照してください。
  7. (オプション) 任意のログで、デフォルトのログ サイズとログ ローテーションを上書きします。
    1. カスタマイズするログの名前をクリックします。
    2. ローテーション数とログ サイズを入力します。
  8. [OK] をクリックします。

結果

Syslog オプションの変更が有効になります。
注: vSphere Client または VMware Host Client を使用して定義された Syslog パラメータの設定は、すぐに有効になります。ただし、ESXCLI を使用して定義されたほとんどの設定を有効にするには、追加のコマンドを実行する必要があります。詳細については、 ESXi Syslog のオプションを参照してください。

VMware Host Client を使用した ESXi Syslog の設定

VMware Host Client を使用して、ESXi ホストの Syslog サービス パラメータを構成および編集できます。

手順

  1. VMware Host Client[ホスト] で、[管理 > システム > 詳細設定] の順にクリックします。
  2. [検索] パネルで、定義する Syslog 設定を入力します。ESXi Syslog のオプションを参照してください。
  3. 設定を選択し、[オプションの編集]をクリックします。
  4. ESXi Syslog のオプションのパラメータの表の説明に従って値を設定します。
  5. [保存] をクリックします。

ESXCLI を使用した ESXi Syslog の設定

ESXCLI コマンド (esxcli system syslog config set <syslog option>) を使用して、ESXi ホストで Syslog サービスを構成できます。

前提条件

esxcli system syslog コマンドおよびその他の ESXCLI コマンドの使用方法については、『ESXCLI スタート ガイド』を参照してください。各リモート ホストの仕様で指定されたポート向けに ESXi のファイアウォールを開く方法の詳細については、「ESXi ファイアウォールの構成」を参照してください。

注:

ESXCLI を使用するには、ESXi で SSH ログインを開く必要がありますが、これはセキュリティ上のリスクであり、推奨されません。ESXCLI を使用する場合は、各パラメータを設定した後に esxcli system syslog reload コマンドを使用して、有効になっていることを確認してください。

手順

  • ESXCLI コマンド esxcli system syslog config set <syslog option> を使用して、有効にする Syslog オプションを設定します。たとえば、Syslog.global.logHost オプションを設定するには、esxcli system syslog config set --loghost=<str> コマンドを使用します。

    Syslog.global.logHost を設定した後、ESXi ホストは Syslog コレクタとの接続を開いて維持し、メッセージ転送がただちに開始されます。ESXi は Syslog メッセージを生成するときに、ESXi ホスト上の適切なログ ファイルにメッセージを書き込み、構成されたすべての Syslog コレクタに転送します。