UEFI モードのホスト マシンに ESXi をインストールした後で、マシンの起動に失敗する場合があります。

問題

ESXi をインストールまたはアップグレードする際に、インストーラは VMware ESXi という名前の UEFI ブート オプションを作成し、それをデフォルトの起動オプションに設定します。ESXi インストール後に再起動すると、再起動に失敗することがあります。この問題が発生すると、次のようなエラー メッセージが表示されます:起動デバイスが利用できません。

原因

  • インストーラによって UEFI ブート オプションが作成されると、ホストのマザーボード上の NVRAM への書き込み中に問題が発生します。
  • ホスト ファームウェアは、最初の起動オプションとして UEFI ブート オプションを設定する試みを認識しないか、起動順序をオーバーライドします。
  • 起動ディスクには、MBR または MSDOS パーティション テーブルがあります。技術的な制限のため、UEFI ブート オプションは GPT(GUID パーティション テーブル)に対してのみ作成されます。
注: UEFI ファームウェアは、FAT ベースの EFI システム パーティションから起動イメージをディスクにロードしようとします。EFI システム パーティションからの起動は、ディスクが GPT を使用して配置されている場合にのみ機能します。起動ディスクに MBR または MSDOS パーティション テーブルがある場合、UEFI の起動は失敗します。MBR の起動エントリを追加できません。ディスクは ESXi によって完全に使用されている場合は GPT に変換できず、レガシー BIOS モードで起動する必要があります。

解決方法

  1. エラー メッセージが画面に表示されている間に、起動オプション メニューを開きます。システムによっては、起動オプション メニューを開くのに、キーボード ショートカット、BIOS メニュー、または BMC、iLO、または iDRAC インターフェイスを使用することができます。
  2. 起動オプション VMware ESXi があるかどうかを確認し、そのオプションで起動を試してください。起動に成功した場合は、起動順序を変更し、最初の起動オプションとして VMware ESXi を設定します。
  3. 問題が解決されない場合は、[起動オプションの追加] に似た名前のオプションを選択します。
    オプションの表現と場所はシステムによって異なる場合があります。
  4. ESXi をインストールしたディスク上の \EFI\BOOT\BOOTx64.EFI ファイルを選択します。
  5. 追加したオプションからホストが起動するように、起動の順番を変更します。