ホストが、ESXi8.0 でサポートされるハードウェアの最小構成を満たしていることを確認します。

ハードウェアおよびシステム リソース

ESXi をインストールまたはアップグレードするには、ハードウェアとシステムのリソースが次の要件を満たしている必要があります。

  • サポートされているサーバ プラットフォーム。サポートされているプラットフォームについては、http://www.vmware.com/resources/compatibility の 『VMware 互換性ガイド』 を参照してください。
  • ESXi8.0 では、少なくとも 2 つの CPU コアを持つホストが必要です。
  • ESXi8.0 は、64 ビット x86 プロセッサのマルチコアを幅広くサポートしています。サポートされるプロセッサの詳細なリストについては、『VMware 互換性ガイド』(http://www.vmware.com/resources/compatibility) を参照してください。
  • ESXi8.0 では、BIOS で CPU の NX/XD ビットを有効にする必要があります。
  • ESXi8.0 には、少なくとも 8 GB の物理 RAM が必要です。一般的な本番環境で仮想マシンを実行するためには、少なくとも 12 GB の RAM を用意します。
  • 64 ビット仮想マシンをサポートするには、ハードウェア仮想化のサポート (Intel VT-x または AMD RVI) を x64 CPU で有効にする必要があります。
  • 1 つ以上のギガビットまたはより高速なイーサネット コントローラ。サポートされているネットワーク アダプタ モデルについては、http://www.vmware.com/resources/compatibility の 『VMware 互換性ガイド』 を参照してください。
  • ESXi 8.0 には、HDD、SSD、NVMe などの 32 GB 以上のパーシステント ストレージの起動ディスクが必要です。起動デバイスを ESXi ホスト間で共有することはできません。
  • 仮想マシン用にパーティショニングされていない容量がある SCSI ディスクまたはローカル(ネットワークに接続されていない) RAID LUN。
  • SATA (Serial ATA) の場合、サポート対象の SAS コントローラまたはオンボード SATA コントローラを介して接続されるディスク。SATA ディスクは、ローカルではなくリモートと見なされます。これらのディスクは、リモートと見なされるため、デフォルトではスクラッチ パーティションとして使用されません。
    注: ESXi ホストにある仮想マシンに SATA CD-ROM デバイスを接続することはできません。SATA CD-ROM デバイスを使用するには、IDE エミュレーション モードを使用する必要があります。

ストレージ システム

サポートされるストレージ システムについては、http://www.vmware.com/resources/compatibility で 『VMware 互換性ガイド』を参照してください。ESXi 8.0 以降では、ファイバ チャネル オーバー イーサネット (FCoE) に対してソフトウェア アダプタを使用することはできません。ハードウェア FCoE アダプタのみ使用できます。

ESXi 起動要件

vSphere 8.0 では、レガシー BIOS のサポートは限定的なため、ESXi ホストは Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) から起動することが推奨されます。UEFI を使用すると、ハード ドライブ、CD-ROM ドライブ、または USB メディアからシステムを起動できます。vSphere Auto Deploy では、UEFI を使用した ESXi ホストのネットワーク ブートとプロビジョニングがサポートされます。システムにサポートされているデータ処理ユニット (DPU) がある場合、DPU に ESXi をインストールして起動することは UEFI を使用してのみ可能です。サーバ プラットフォームでのレガシー BIOS のサポートを廃止する VMware の計画の詳細については、ナレッジベースの記事https://kb.vmware.com/s/article/84233を参照してください。

ESXi は、2 TB を超える大きさのディスクから起動できます(使用しているシステム ファームウェアおよびアドイン カード上のファームウェアでサポートされている場合)。ベンダーのドキュメントを参照してください。

ESXi8.0 をインストールまたはアップグレードするためのストレージ要件

ESXi 8.0 インストールのパフォーマンスを最適化するには、起動デバイスに 32 GB 以上のパーシステント ストレージ デバイスを使用します。 ESXi 8.0 へのアップグレードには、最低 8 GB の起動デバイスが必要です。ローカル ディスク、SAN、または iSCSI LUN から起動する場合、ブート パーティション、ブート バンク、および VMFS-L ベースの ESX-OSData ボリュームを含むシステム ストレージ ボリュームの作成を可能にするには、32 GB 以上のディスクが必要です。ESX-OSData ボリュームは、レガシーの /scratch パーティション、 VMware Tools のロッカー パーティション、およびコア ダンプ先の役割で使用されます。
注: ESXi 8.0 では、ESX-OSData ボリュームは統合パーティションと見なされ、 /scratchVMware Tools などの個別のコンポーネントは単一のパーシステント OSDATA パーティションとして統合されます。

ESXi 8.0 インストールのパフォーマンスを最適化するその他のオプションは、次のとおりです。

  • ESX-OSData の最適なサポートのための 128 GB 以上のローカル ディスク。このディスクには、ブート パーティション、ESX-OSData ボリューム、および VMFS データストアが含まれます。
  • 128 Terabytes Written (TBW) 以上をサポートするデバイス。
  • 100 MB/秒以上のシーケンシャル書き込み速度を提供するデバイス。
  • デバイス障害時に回復性を提供するために、RAID 1 ミラー デバイスを使用することを推奨します。
注: GB 単位は 2^30 バイト、つまり 1,024*1,024*1,024 バイトの倍数です。
レガシー SD デバイスおよび USB デバイスは、次の制限付きでサポートされます。
  • SD および USB デバイスは、ブート バンク パーティションではサポートされます。ESX-OSData パーティションの格納に SD デバイスおよび USB デバイスを使用することは推奨されません。ベスト プラクティスは、ESX-OSData ボリュームの格納用に 32 GB 以上の独立したパーシステント ローカル デバイスを使用することです。パーシステント ローカル起動デバイスには、産業レベルの M.2 フラッシュ(SLC および MLC)、SAS、SATA、HDD、SSD、または NVMe デバイスを使用できます。パーシステント ローカル デバイスに最適な容量は 128 GB です。
  • パーシステント ストレージを指定しないと、「セカンダリ パーシステント デバイスが見つかりません。SD カード/USB のみの構成のサポートは廃止されているため、インストールをパーシステント ストレージに移動してください」というアラームが表示されます。
  • SD フラッシュ ストレージ デバイスに ESXi をインストールする特定のサーバ モデルでは、サーバ ベンダー承認の SD フラッシュ デバイスを使用する必要があります。検証済みデバイスのリストについては、partnerweb.vmware.comを参照してください。
  • SD カードまたは USB を使用する環境の最新のガイダンスについては、ナレッジベースの記事 KB85685 を参照してください。
  • 適切な SD または USB 起動デバイスを選択する手順については、ナレッジベースの記事KB82515を参照してください。

7.x より前のバージョンから ESXi 8.0 へのアップグレード プロセスによって起動デバイスの再パーティショニングが行われ、元のコア ダンプ、ロッカー、およびスクラッチ パーティションが ESX-OSData ボリュームに統合されます。

再パーティショニング プロセスで、次のイベントが発生します。
  • カスタム コア ダンプの転送先が設定されていない場合、デフォルトのコア ダンプの場所は ESX-OSData ボリューム内のファイルになります。
  • 4 GB の VFAT スクラッチ パーティションにログ ファイルを格納するように Syslog サービスが構成されている場合、var/run/log のログ ファイルは ESX-OSData ボリュームに移行されます。
  • VMware Tools はロッカー パーティションから移行され、パーティションはワイプされます。
  • コア ダンプ パーティションはワイプされます。スクラッチ パーティションに格納されているアプリケーションのコア ダンプ ファイルは削除されます。
注: 起動デバイスの再パーティショニング プロセスのため、 ESXi の以前のバージョンにロールバックすることはできません。バージョン 8.0 へのアップグレード後に以前のバージョンの ESXi を使用するには、アップグレード前に起動デバイスのバックアップを作成し、バックアップから ESXi 起動デバイスをリストアする必要があります。

USB デバイスまたは SD デバイスを使用してアップグレードを実行する場合、使用可能なパーシステント ディスクまたは SAN LUN に ESX-OSData 領域を割り当てることがベスト プラクティスです。パーシステント ストレージまたは SAN LUN が使用可能でない場合、ESX-OSData が RAM ディスク上に自動的に作成されます。VMFS は、ESX-OSData パーティションにも使用できます。

アップグレード後、ESX-OSData が RAM ディスクに存在し、その後の起動時に新しいパーシステント デバイスが検出され、このデバイスの設定が autoPartition=True の場合、ESX-OSData が新しいパーシステント デバイス上に自動的に作成されます。ESX-OSData はパーシステント ストレージ間を自動的に移動するわけではありませんが、サポートされているストレージ上の ESX-OSData の場所を手動で変更できます。

/scratch を再構成するには、vSphere Client からのスクラッチ パーティションの設定を参照してください。

ESXi システム パーティションのサイズを構成するには、systemMediaSize オプションを使用します。詳細については、ナレッジベースの記事https://kb.vmware.com/s/article/81166を参照してください。

Auto Deploy インストールの場合、インストーラはスクラッチ領域を使用可能なローカル ディスクまたはデータストアに割り当てようとします。ローカル ディスクもデータストアも検出されなかった場合、インストールは失敗します。

SAN から起動する環境または Auto Deploy を使用する環境では、ESXi ホストごとに、ESX-OSData ボリュームを個別の SAN LUN に設定する必要があります。