VMware NSX のセットアップでは、ESXi 8.0 以降にアップグレードする前に、NSX カーネル モジュールがアップグレード ベースラインに含まれていることを確認します。

前提条件

vSphere システムに VMware NSX が含まれている場合、ESXi ホストを以前のバージョンの ESXi から 8.0 以降にアップグレードするには、アップグレードに使用するベースラインに NSX カーネル モジュールが含まれていることを事前に確認する必要があります。このために、ESXi 基本イメージと新しくアップロードされた NSX カーネル モジュールを使用して、カスタム イメージ プロファイルを作成することができます。
  • VMware Customer Connect から、環境にデプロイされた VMware NSX バージョン用の NSX Kernel Module for VMware ESXi 8.0 zip ファイルをダウンロードします。たとえば、VMware NSX 4.0.1 の場合は nsx-lcp-4.0.1.0.0.xxx-esx80.zip です。
  • vCenter Server システムで Auto Deploy と Image Builder が有効になっていることを確認します。

手順

  1. vCenter Server 8.x システムにログインします。
  2. [ホーム] > [AutoDeploy] > [ソフトウェア デポ] の順に選択して、ESXi 8.x 基本イメージ(まだ使用できない場合)と、NSX カーネル モジュールの ZIP ファイルを vSphere ESXi Image Builder インベントリにインポートします。
  3. VMware NSX カーネル モジュールと ESX 8.x の基本イメージを組み合わせたイメージ プロファイルを作成します。詳細な手順については、イメージ プロファイルの作成を参照してください。
  4. カスタム イメージ プロファイルを ISO イメージにエクスポートします。
  5. ISO イメージを vSphere Lifecycle Manager デポにインポートします。
    これで、vSphere Lifecycle Manager を使用して、インポートされた ISO イメージに基づいてアップグレード ベースラインを作成できるようになりました。ベースラインを使用する vSphere Lifecycle Manager アップグレード ワークフローの詳細については、『ホストとクラスタのライフサイクルの管理』ガイドを参照してください。