Remote Office Branch Office (ROBO) 環境内のクラスタまたはホストは、vCenter Server の vSphere Lifecycle Manager デポにアクセスする代わりに、自身のローカル デポからデータをダウンロードすることができます。イメージを使用するすべてのクラスタまたはスタンドアローン ホストでローカル デポを使用するように vSphere Lifecycle Manager を構成できます。
ROBO クラスタまたは ROBO スタンドアローン ホストはインターネット アクセスが制限されているか、アクセスできないか、vCenter Server への接続が制限されています。したがって、ROBO 環境内のクラスタおよびスタンドアローン ホストでは、コンプライアンス チェック、修正の事前チェック、修正操作中に vSphere Lifecycle Manager デポへのアクセスが制限される可能性があります。
vSphere Lifecycle Manager イメージを使用すると、ROBO クラスタおよびホストのローカル デポを使用して、コンプライアンス チェック、修正の事前チェック、および修正タスクの実行中に、ローカル デポを使用するように vSphere Lifecycle Manager を設定できます。vSphere Lifecycle Manager デポはローカル デポによってオーバーライドされます。ROBO クラスタおよび ROBO スタンドアローン ホストでローカル デポを使用すると、時間とネットワーク帯域幅が節約されます。
vSphere 8.0 Update 1 以降では、vSphere Client および vSphere Automation API を使用して、ROBO スタンドアローン ホストのローカル デポのオーバーライドを管理できます。
単一のイメージを使用して管理するクラスタまたはスタンドアローン ホストごとに、デフォルトの vSphere Lifecycle Manager デポではなく、複数のローカル デポを追加して使用することができます。設定したデポのオーバーライドを削除することもできます。クラスタまたはスタンドアローン ホストでデポのオーバーライドがアクティブになっていない場合、クラスタまたはホストは vCenter Server の一般的な vSphere Lifecycle Manager デポを使用します。
前提条件
クラスタまたはホストが接続できるオンライン デポをセットアップします。
vSphere Lifecycle Manager イメージからコンポーネントを含むオフライン バンドルをエクスポートし、そのオフライン バンドルをターゲットのローカル デポにインポートします。
適切な権限があることを確認します。イメージを使用するための vSphere Lifecycle Manager の権限を参照してください。
手順
結果
クラスタまたはスタンドアローン ホストでデポのオーバーライドがアクティブな場合は、[イメージのコンプライアンス] ペインに通知が表示されます。