CPU (MHz) のチャートは、フォールト トレランス機能を持つ仮想マシンの仮想 CPU 使用量を表示します。
このチャートは、仮想マシンの [パフォーマンス] タブの [Fault Tolerance] ビューにあります。収集レベル 3 および 4 でのみ利用可能です。
名前 | 説明 |
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使用量 | プライマリおよびセカンダリのフォールト トレランス仮想マシン上で使用中の仮想 CPU の平均量 (1 CPU インスタンスあたり)。
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チャートの分析
プライマリ仮想マシンおよびセカンダリ仮想マシンで CPU 使用率に大きな違いがある場合、パフォーマンス上の問題がある可能性があります。各仮想マシンの CPU Ready、システム時間、および待機時間を同期します。これらの値に大きな違いがあると、パフォーマンスに問題がある可能性があります。次の方法を実行することを検討してください。
# | 解決方法 |
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1 | プライマリおよびセカンダリのホストが同じ CPU モデル ファミリに属し、同様の CPU 構成になっていることを確認する。最良の結果を得るには、同じステッピング レベルの CPU を使用します。 |
2 | 両方の仮想マシンに設定されている CPU 予約がクラスタ内で同じであることを確認する。すべての仮想マシンがクラスタ内でパワーオン状態であると仮定し、メモリおよび CPU の最大予約量を計算することで、HA で最悪のシナリオに備えます。 |
3 | 両方の仮想マシンのネットワーク接続およびデータストア接続が同様であることを確認する。 |
4 | BIOS で電源管理(電力制限)をオフにします。電源管理がオンになっていると、セカンダリ ホストが、パフォーマンスが低くなる省電力モードに変わります。このモードでは、セカンダリ仮想マシンの CPU リソースが不十分になり、プライマリで完了した全タスクをセカンダリで完了するには、時間がかかる可能性があります。 |
5 | BIOS でハイパースレッドをオフにします。ハイパースレッドが有効で、セカンダリ仮想マシンがリソース消費の多い別の仮想マシンと CPU を共有している場合、セカンダリ仮想マシンの動作が遅くなりすぎて、プライマリで完了した全タスクをセカンダリで完了するには、時間がかかる可能性があります。 |