収集間隔によって、統計が集計、計算、ロールアップ、およびアーカイブされる期間が決まります。収集間隔および収集レベルを指定することで、収集して vCenter Server のデータベースに保存する統計データの量も決定できます。

表 1. 収集間隔
収集間隔またはアーカイブ期間 収集頻度 デフォルトの動作
1 日間 5 分

リアルタイム(20 秒)統計がロールアップされ、5 分ごとに 1 データ ポイントが作成されます。結果的に、1 時間に 12 個、1 日に 288 個のデータ ポイントが作成されます。30 分経過すると、収集された 6 個のデータ ポイントが 1 週間の時間範囲用のデータポイントとして集計およびロールアップされます。

統計設定を変更することで、1 日の収集間隔の長さとアーカイブ期間を変更できます。

1 週間 30 分

1 日の統計がロールアップされ、30 分ごとに 1 データ ポイントが作成されます。結果的に、1 日 48 個、1 週間に 336 個のデータ ポイントが作成されます。2 時間ごとに、収集された 12 個のデータ ポイントが 1 か月の時間範囲用のデータポイントとして集計およびロールアップされます。

1 週間というデフォルトの収集間隔の設定は変更できません。

1 ヶ月 2 時間

1 週間の統計がロールアップされ、2 時間ごとに 1 データ ポイントが作成されます。結果的に、1 日に 12 個、1 ヶ月に 360 個 (1 ヶ月を 30 日と想定) のデータ ポイントが作成されます。24 時間後、収集された 12 のデータ ポイントが集約され、[1 年] という期間のデータポイントとしてロールアップされます。

1 か月というデフォルトの収集間隔の設定は変更できません。

1 年 1 日間

1 か月の統計がロールアップされ、1 日ごとに 1 データ ポイントが作成されます。結果的に、1 年間に 365 個のデータ ポイントが作成されます。

統計の設定を行うことで 1 年の収集間隔のアーカイブ期間を変更できます。

注: データ収集間隔の長さを変更する場合は、より多くのストレージ リソースの割り当てが必要になることがあります。