バッチ モードでは、リソース使用率の統計情報を収集して、ファイルに保存できます。

バッチ モードの準備ができると、esxtop または resxtop をこのモードで使用できます。

バッチ モードの準備

バッチ モードで実行するには、最初にバッチ モードの準備が必要です。

手順

  1. resxtop (またはesxtop) を対話モードで実行します。
  2. 各パネルで、必要な列を選択します。
  3. W 対話コマンドを使用して、この構成をファイル (デフォルトでは ~/.esxtop50rc) に保存します。

結果

これで、 resxtop (または esxtop) をバッチ モードで使用できるようになりました。

バッチ モードでの esxtop または resxtop の使用

バッチ モードの準備ができると、esxtop または resxtop をこのモードで使用できます。

手順

  1. resxtop (または esxtop) を起動して、出力をファイルにリダイレクトします。
    例:
    esxtop -b > my_file.csv

    ファイル名には、.csv の拡張子が必要です。ユーティリティでは強制されませんが、後処理ツールで必要になります。

  2. バッチ モードで収集した統計情報は、Microsoft Excel や Perfmon などのツールを使用して処理します。

結果

バッチ モードでは、resxtop (または esxtop) は対話コマンドを受け付けません。バッチ モードでは、ユーティリティは、要求された回数を反復するまで (詳細については、次のコマンドライン オプション n を参照)、または [Ctrl ] + [C ] を押してプロセスを終了するまで、動作します。

バッチ モードのコマンドライン オプション

バッチ モードでコマンドライン オプションを使用できます。

表 1. バッチ モードのコマンドライン オプション
オプション 説明
a すべての統計情報を表示します。このオプションは、構成ファイルの設定をオーバーライドして、すべての統計情報を表示します。構成ファイルは、デフォルトの ~/.esxtop50rc 構成ファイル、またはユーザー定義の構成ファイルのいずれかです。
b バッチ モードで resxtop (または esxtop) を実行します。
c filename ユーザー定義の構成ファイルを読み込みます。-c オプションを使用しない場合、デフォルトの構成ファイル名は ~/.esxtop41rc です。独自の構成ファイルを作成して別のファイル名を指定するには、単一キー対話コマンドの W を使用します。
d 統計のスナップショット間の遅延を指定します。デフォルトは 5 秒です。最短時間は 2 秒です。2 秒未満の遅延を指定した場合、遅延は 2 秒に設定されます。
n 反復回数。resxtop(または esxtop)は、統計情報をこの回数だけ収集および保存してから終了します。
server 接続するリモート サーバ ホストの名前 (resxtop でのみ必須)。
vihost vCenter Server を介して間接的に接続する場合、このオプションには接続先 ESXi ホストの名前が含まれている必要があります。ESXi ホストに直接接続する場合、このオプションは使用されません。
注: ホスト名は、 vSphere Client に表示されるものと同じである必要があります。
portnumber リモート サーバの接続先ポート番号。デフォルト ポートは 443 です。サーバで変更されていない場合、このオプションは不要です。(resxtop のみ)
username リモート ホストへの接続時に認証されるユーザー名。パスワードの入力を促すメッセージは、リモート サーバから表示されます (resxtop のみ)。