再生モードでは、esxtop は、vm-support を使用して収集したリソース使用率の統計情報を再生します。

再生モードの準備ができると、esxtop をこのモードで使用できます。vm-support の man ページを参照してください。

再生モードでは、esxtop は対話モードと同じ対話コマンドのセットを受け付け、vm-support が収集した読み取り対象のスナップショットがなくなるまで、または指定された回数の反復を完了するまで、動作します。

再生モードの準備

再生モードで実行するには、再生モードの準備が必要です。

手順

  1. ESXi Shell で、vm-support をスナップショット モードで実行します。
    次のコマンドを使用します。
    vm-support -p -i interval -d duration 
  2. 作成された tar ファイルを、esxtop が再生モードで使用できるように、unzip および untar します。

結果

これで、 esxtop を再生モードで使用できるようになりました。

再生モードでの esxtop の使用

esxtop を再生モードで使用できます。

再生モードを実行すると、バッチ モードと同じ形式で出力を作成できます (次のコマンドライン オプション b を参照)。
注: esxtop からのバッチ出力は、 resxtop では再生できません。

vm-support によって収集されるスナップショットは、esxtop で置き換えることができます。しかし、ESXi で生成される vm-support の出力は、同じバージョンの ESXi 上で実行される esxtop でのみ置き換えることができます。

手順

  • 再生モードを有効にするには、コマンドライン プロンプトで次のように入力します。
    esxtop -R vm-support_dir_path

再生モードのコマンドライン オプション

再生モードでコマンドライン オプションを使用できます。

次の表は、esxtop 再生モードで使用可能なコマンドライン オプションを示します。

表 1. 再生モードのコマンドライン オプション
オプション 説明
R ‎vm-support によって収集されたスナップショットのディレクトリへのパス。
a すべての統計情報を表示します。このオプションは、構成ファイルの設定をオーバーライドして、すべての統計情報を表示します。構成ファイルは、デフォルトの ~/.esxtop50rc 構成ファイル、またはユーザー定義の構成ファイルのいずれかです。
b esxtop をバッチ モードで実行します。
c ファイル名 ユーザー定義の構成ファイルをロードします。-c オプションを使用しない場合、デフォルトの構成ファイル名は ~/.esxtop50rc です。独自の構成ファイルを作成して別のファイル名を指定するには、単一キー対話コマンドの W を使用します。
d パネル更新間の遅延を指定します。デフォルトは 5 秒です。最短時間は 2 秒です。2 秒未満の遅延を指定した場合、遅延は 2 秒に設定されます。
n 反復回数。esxtop は、表示をこの回数だけ更新してから終了します。