一定期間、イベントをデータベースに保持するように vCenter Server を構成することができます。データベースのパフォーマンスを最適な状態に保つには、イベントを定期的に破棄する必要があります。

新しい vCenter Server 6.5 環境では、イベント クリーンアップ オプションがデフォルトで有効であり、イベント メッセージをデータベースに保持する日数がデフォルトでは 30 に設定されています。イベント メッセージを何日間データベースに保持したいかに応じて、この値を変更することができます。

vCenter Server 7.0 以前からアップグレードまたは移行するとき、それまでイベント クリーンアップ オプションを有効にしていた場合は、vCenter Server 6.5 へのアップグレード後または移行後もイベントの保持設定が維持されます。

保持期間が経過すると、イベントがデータベースから削除されます。ただし、構成されている保持設定を経過してからイベントが削除されるまでには少し時間がかかる場合があります。

データベースの設定

同時に確立できるデータベース接続の最大数を設定できます。タスクやイベントに関する情報を定期的に削除するようにデータベースを設定し、vCenter Server データベースの増大を制限してストレージ容量を節約できます。

注: vCenter Server のタスクおよびイベントの完全な履歴を保持する場合は、データベース保持オプションを使用しないでください。

手順

  1. vSphere Client で、vCenter Server インスタンスに移動します。
  2. [構成] タブを選択します。
  3. [設定] で、[全般] を選択します。
  4. [編集] をクリックします。
  5. [vCenter Server の全般設定の編集] ウィンドウで、[データベース] をクリックします。
  6. [最大接続数 ] フィールドで、必要な接続数を入力します。
    注: これらの問題のいずれかがシステムで発生している場合を除いて、この値を使用しないでください。
    • vCenter Server システムで多くの操作が頻繁に実行され、パフォーマンスが致命的である場合は、接続数を増やします。
    • データベースが共有され、データベースへの接続にコストがかかる場合は、接続数を減らします。
  7. vCenter Server で保持しているタスクを定期的に削除するには、[タスクのクリーンアップ] オプションを有効にします。
  8. (オプション) [タスクの保持期間 (日)] フィールドに、値を日数で入力します。
    この vCenter Server システムで実行されたタスクの情報は、指定した日数の経過後に破棄されます。
  9. vCenter Server で保持しているイベントを定期的にクリーンアップするには、[イベントのクリーンアップ ] オプションを有効にします。
  10. (オプション) [イベントの保持期間 (日) ] フィールドに、値を日数で入力します。
    この vCenter Server システムのイベントの情報は、指定した日数が経過した後に破棄されます。
    注: vCenter Server 管理インターフェイスで vCenter Server データベースの使用量およびディスク パーティションを監視します。
    注意: イベントの保持期間が 30 日間を超えると、vCenter Server データベースのサイズが大幅に増え、vCenter Server がシャットダウンする可能性があります。vCenter Server データベースを適宜増やすようにします。
  11. [保存] をクリックします。