vSphere 標準スイッチの設定により、ポートに対するスイッチ全体のデフォルトが制御されます。この設定は、各標準スイッチのポート グループの設定でオーバーライドできます。アップリンク構成や使用可能なポート数などの標準スイッチ プロパティを編集できます。

ESXi ホストのポート数

ESXi ホストのホスト リソースを効率良く使用するため、仮想スイッチのポートは動的に増減されます。このようなホストのスイッチはホストでサポートされているポートの最大数まで拡張可能です。ポートの限界はホストが処理できる仮想マシンの最大数に基づいて決まります。

vSphere 標準スイッチでの MTU サイズの変更

vSphere 標準スイッチの最大転送ユニット (MTU) のサイズを変更して、1 つのパケットで送信されるペイロード データの量を増やす(つまり、ジャンボ フレームを有効にする)ことにより、ネットワークの効率を高めます。

手順

  1. vSphere Client で、ホストに移動します。
  2. [構成] タブの [ネットワーク] を展開し、[仮想スイッチ] を選択します。
  3. テーブルから標準スイッチを選択し、[設定の編集] をクリックします。
  4. 標準スイッチの [MTU (バイト)] の値を変更します。
    ジャンボ フレームを有効にするには、MTU の設定値を 1500 よりも大きくします。MTU サイズの設定を 9000 バイトより大きくすることはできません。
  5. [OK] をクリックします。

物理アダプタの速度の変更

物理アダプタの接続速度およびデュプレックスを変更すると、データをトラフィック速度に合わせて転送できます。

物理アダプタが SR-IOV をサポートしている場合は、それを有効にして仮想マシン ネットワークで使用する仮想機能の数を構成することができます。

手順

  1. vSphere Client で、ホストに移動します。
  2. [構成] タブで、[ネットワーク] を展開し、[物理アダプタ] を選択します。
    ホストの物理ネットワーク アダプタが、各物理ネットワーク アダプタの詳細が含まれるテーブルに表示されます。
  3. リストから物理ネットワーク アダプタを選択し、[アダプタ設定の編集] アイコンをクリックします。
  4. ドロップダウン メニューから、物理ネットワーク アダプタの速度とデュプレックス モードを選択します。
    選択する速度とデュプレックスの設定は、物理スイッチで構成されている設定と一致する必要があります。速度はインターフェイスの速度で、通常はメガビット/秒 (Mbps) で表示されます。デュプレックスは、インターフェイスでのデータ フローの方法を示します。
  5. [OK] をクリックします。

vSphere 標準スイッチの物理アダプタの追加とチーミング

物理アダプタを標準スイッチに割り当て、ホスト上の仮想マシンおよび VMkernel アダプタへの接続を提供します。NIC のチームを構築して、トラフィックの負荷を分散させたりフェイルオーバーを構成することができます。

NIC チーミングでは、複数のネットワーク接続を結合して、スループットを増やし、リンクの障害に備えて冗長性を実現します。チームを作成するには、複数の物理アダプタを 1 つの vSphere 標準スイッチに関連付けます。

手順

  1. vSphere Client で、ホストに移動します。
  2. [構成] タブの [ネットワーク] を展開し、[仮想スイッチ] を選択します。
  3. 物理アダプタの追加先となる標準スイッチを選択します。
  4. [物理アダプタの管理] をクリックします。
  5. 使用可能な物理ネットワーク アダプタを 1 つ以上スイッチに追加します。
    1. [アダプタを追加] をクリックして、リストから 1 つ以上のネットワーク アダプタを選択し、[OK] をクリックします。
      選択したアダプタが [割り当てられたアダプタ] リストの下のフェイルオーバー グループ リストに表示されます。
    2. (オプション) フェイルオーバー グループ内でのアダプタの位置を変更するには、上矢印と下矢印を使用します。
      このフェイルオーバーのグループにより、外部ネットワークとデータを交換する場合のアダプタのロール(つまり、アクティブ、スタンバイ、または未使用)が決まります。デフォルトでは、アダプタはアクティブとして標準スイッチに追加されます。
  6. [OK] をクリックして物理アダプタの構成を適用します。

vSphere 標準スイッチのトポロジ ダイアグラムの表示

トポロジ ダイアグラムを使用して、vSphere 標準スイッチの構造とコンポーネントを確認できます。

標準スイッチのトポロジ ダイアグラムには、スイッチに関連付けられたアダプタとポート グループが視覚的に示されています。

ダイアグラムから、選択したポート グループと選択したアダプタの設定を編集できます。

手順

  1. vSphere Client で、ホストに移動します。
  2. [構成] タブの [ネットワーク] を展開し、[仮想スイッチ] を選択します。
  3. リストから標準スイッチを選択します。

結果

このダイアグラムは、ホスト上の仮想スイッチ リストの下に表示されます。

例: VMkernel および仮想マシンをネットワークに接続する標準スイッチのダイアグラム

仮想環境で、vSphere 標準スイッチが、vSphere vMotion および管理ネットワークの VMkernel アダプタと仮想マシンのグループ化を処理します。統合トポロジ ダイアグラムを使用して、仮想マシンまたは VMkernel アダプタが外部ネットワークに接続しているかどうかを調べたり、データを運ぶ物理アダプタを識別したりできます。

図 1. vSphere 標準スイッチのトポロジ ダイアグラム
VMkernel および仮想マシンをネットワークに接続する標準スイッチのトポロジ ダイアグラム