非常にメモリ使用量が多い仮想マシンに対し、詳細オプションを使用してデフォルトの仮想 CPU 設定をオーバーライドできます。

これらの詳細オプションは、仮想マシン構成ファイルに追加できます。

表 1. 仮想 NUMA 制御のための詳細オプション
オプション 説明 デフォルト値
cpuid.coresPerSocket
仮想 CPU ソケットあたりの仮想コア数の決定。numa.vcpu.followcorespersocket が設定されている場合を除き、このオプションは仮想 NUMA トポロジには影響しません。
注: ESXi 8.0 では、仮想マシンに最適な coresPerSocket が自動的に選択され、デフォルト値は 0 と表示されます。

1

numa.vcpu.maxPerVirtualNode

この値を除数として vCPU の合計数を均等に分割して、仮想 NUMA ノードの数を決定します。

8

numa.autosize.once

これらの設定で仮想マシン テンプレートを作成した場合、その後デフォルト値 TRUE で仮想マシンをパワーオンするたびに、設定は同じになります。値が FALSE に設定されている場合、パワーオンするたびに仮想 NUMA トポロジは更新されます。仮想マシンの仮想 CPU の構成数が任意の時点で変更されると、仮想 NUMA トポロジは再評価されます。

FALSE

numa.vcpu.min

仮想 NUMA トポロジを生成するために必要な最小限の、仮想マシン内の仮想 CPU 数。サイズが numa.vcpu.min より小さい場合、仮想マシンは常に UMA です。

9

numa.vcpu.followcorespersocket

1 に設定した場合、cpuid.coresPerSocket に関連付けられている仮想 NUMA ノードのサイジングの以前の動作に戻ります。

0

numa.allowHotadd 新しい NUMA ノードに CPU をホット アドする機能を有効にするには、詳細構成オプションで numa.allowHotadd を追加します。その後、CPU HotAdd が有効になっている間に NUMA 構成を手動で追加できます。 FALSE
numa.vcpu.coresPerNode

ユーザー インターフェイスの再構成から解釈される仮想 NUMA ノードのサイズを構成する VMX パラメータ。このパラメータは HWv20 でのみ有効です。デフォルトは 0 で、ESXi で自動的に vNUMA サイズが選択されます。

注: このオプションが numa.vcpu.maxPerVirtualNode と競合する場合、仮想マシンはパワーオンできません。
0
vcpu.hotadd このオプションが TRUE の場合、仮想 NUMA は無効になります。仮想マシンが CPU ホットプラグに対応している場合、仮想マシンでは常に 1 台の仮想 NUMA ノードが表示されます。
llc.multiLLCPerSocket

このオプションが TRUE の場合、仮想マシンは AMD Epyc で真の vLLC を公開します。公開される vLLC のサイズは、仮想ソケットのサイズとは異なる場合があります。

FALSE
llc.size.vcpu AMD Epyc で vLLC 用に手動で構成された vCPU の数。この値は、仮想マシンの他の設定と互換性がない場合は無視されます。
chipset.motherboardLayout

この仮想マシンで使用される仮想マザーボードのタイプ。次の 2 つの値のうち 1 つのみを指定できます。

acpi:HWv 20 以降の新しいマザーボード レイアウト。

i440bx:レガシー マザーボード レイアウト

cpuid.coresPerSocket.cookie

これは、自動的に生成された coresPerSocket 値を保存するために ESXi によって生成される vmx エントリです。vMotion の整合性を確保することを目的としています。手動で変更または削除しないでください。