1 つ以上の仮想プロセッサを使用して、それぞれ独自のレジスタ セットおよび制御構造を備える仮想マシンを構成できます。

仮想マシンをスケジュール設定すると、その仮想プロセッサが物理プロセッサ上で実行するようにスケジュール設定されます。VMkernel リソース マネージャは、物理 CPU 上に仮想 CPU をスケジューリングすることによって、仮想マシンの物理 CPU リソースへのアクセスを管理します。
注: この章では、「メモリ」は物理 RAM または永続的なメモリを指します。

プロセッサ情報の表示

vSphere Client では、現在の CPU 構成に関する情報にアクセスできます。

手順

  1. vSphere Client で、ホストを参照して移動します。
  2. [ハードウェア] で、[CPU] を展開して、物理プロセッサの数とタイプ、および論理プロセッサの数に関する情報を参照します。
    注: ハイパースレッド システムでは、各ハードウェア スレッドが論理プロセッサになります。たとえば、ハイパースレッドが有効なデュアル コア プロセッサでは、コアが 2 つで論理プロセッサが 4 つになります。

CPU 構成の指定

CPU 構成を指定して、リソース管理を向上できます。ただし、CPU 構成をカスタマイズしない場合、ESXiホストは、ほとんどの状況で良好に機能するデフォルトを使用します。

次の方法で CPU 構成を指定できます。

  • vSphere Clientを通じて使用可能な属性と特殊な機能を使用します。vSphere Clientを使用して ESXi ホストまたは vCenter Server システムに接続できます。
  • 特定の状況下で高度な設定を使用します。
  • スクリプト化した CPU 割り当てに vSphere SDK を使用します。
  • ハイパースレッドを使用します。

マルチコア プロセッサ

ホストが仮想マシンのマルチタスクを実行する場合、マルチコア プロセッサにはさまざまな利点があります。

注: このトピックでは、「メモリ」は物理 RAM または永続的なメモリを指します。

Intel および AMD は、複数のプロセッサ コアを 1 つの集積回路(通常はパッケージまたはソケットと呼ばれます)に組み合わせたプロセッサを開発しました。VMware では、1 つ以上のプロセッサ コアを装備できる 1 つのまとまりを表すのにソケットという用語を使用します。

各プロセッサ コア内には、1 つ以上の論理プロセッサが含まれます。たとえば、デュアルコア プロセッサは、同時に 2 つの仮想 CPU を実行できるため、シングルコア プロセッサのほぼ 2 倍のパフォーマンスを発揮します。同じプロセッサ内のコアは、通常、すべてのコアが使用する最終レベルの共有キャッシュを装備して構成されており、より低速のメイン メモリにアクセスする必要性は軽減されます。実行中の仮想マシンが、同じメモリ バス リソースで競合するようなメモリを多用するワークロードを実行している場合、物理プロセッサをメイン メモリに接続する共有メモリ バスによって論理プロセッサのパフォーマンスが制限されることがあります。

仮想マシンを実行するESXiCPU スケジューラによって各プロセッサ コアの各論理プロセッサが独立して使用されるため、SMP システムと同様のパフォーマンスが得られます。たとえば、2 方向の仮想マシンは、仮想プロセッサを同じコアに属する論理プロセッサ上で実行することも、異なる物理コア上の論理プロセッサで実行することもできます。

ESXiCPU スケジューラは、プロセッサ トポロジと、そのプロセッサ コアと論理プロセッサとの関係を検出します。この情報を使用して、仮想マシンをスケジュール設定し、パフォーマンスを最適化します。

ESXiCPU スケジューラは、ソケット、コア、および論理プロセッサ間の関係も含め、プロセッサ トポロジを認識できます。スケジューラはトポロジ情報を使用して、さまざまなソケットへの仮想 CPU の配置を最適化します。この最適化により、キャッシュ全体の使用率を最大化し、仮想 CPU の移行を最小化してキャッシュのアフィニティを高めることができます。