IPMI はハードウェア レベルの仕様であり、Hewlett-Packard iLO は組み込みのサーバ管理テクノロジーです。どちらも、コンピュータをリモートで監視および制御するためのインターフェイスを記述および提供します。
各ホストで次の手順を行う必要があります。
前提条件
IPMI および iLO は、ハードウェア制御機能にアクセスするためのゲートウェイを提供するためにハードウェア Baseboard Management Controller (BMC) を必要とします。また、これらはそのインターフェイスにシリアル接続または LAN 接続を使用してリモート システムからアクセスできるようにします。ホスト自体がパワーオフされている場合でも、BMC はパワーオンされた状態です。適切に有効にすると、BMC はリモート パワーオン コマンドに応答できます。
IPMI または iLO を Wake プロトコルとして使用する場合は、BMC を構成する必要があります。BMC の構成手順は、モデルによって異なります。詳細については、ベンダーのドキュメントを参照してください。IPMI を使用する場合は、BMC LAN チャネルが常時使用可能で、オペレータ特権コマンドを許可するように構成する必要もあります。一部の IPMI システムでは、「IPMI over LAN」 を有効にする場合は、BIOS 内でこれを構成し、特定の IPMI アカウントを指定する必要があります。
IPMI のみを使用している vSphere DPM は、MD5 認証およびプレーンテキスト ベースの認証をサポートしていますが、MD2 ベースの認証はサポートされていません。MD5 がサポートされており、オペレータ ロールでそれを使用可能であることをホストの BMC が報告している場合、vCenter Serverは MD5 を使用します。または、プレーンテキスト ベースの認証がサポートされており、使用可能であることを BMC が報告している場合、プレーンテキスト ベースの認証を使用します。MD5 認証もプレーンテキスト認証も使用できない場合、ホストで IPMI を使用できません。vCenter Serverは Wake-on-LAN を使用しようとします。