vApp 権限は、vApp のデプロイと構成関連の操作を制御します。

この権限は、階層内の異なるレベルで設定できます。たとえば、フォルダ レベルで権限を設定した場合、その権限をフォルダ内の 1 つ以上のオブジェクトに伝達できます。[必要とするオブジェクト] 列に示されるオブジェクトには、直接または継承のいずれか方法で権限が設定されている必要があります。

表 1. vApp 権限
vSphere Client での権限名 説明 必要とするオブジェクト API での権限名
仮想マシンの追加

vApp に仮想マシンを追加できます。

vApp

VApp.AssignVM
リソース プールの割り当て

リソース プールを vApp に割り当てることができます。

vApp

VApp.AssignResourcePool
vApp の割り当て

vApp を別の vApp に割り当てることができます。

vApp

VApp.AssignVApp
クローン作成

vApp のクローンを作成できます。

vApp

VApp.Clone
作成

vApp の作成ができます。

vApp

VApp.Create
削除

vApp の削除ができます。

この操作の実行を許可されるためには、オブジェクトとその親オブジェクトの両方でユーザーまたはグループにこの権限が割り当てられている必要があります。

vApp

VApp.Delete
エクスポート

vSphere から vApp をエクスポートできます。

vApp

VApp.Export
インポート

vSphere に vApp をインポートできます。

vApp

VApp.Import
移動

vApp をインベントリの新しい場所に移動できます。

vApp

VApp.Move
パワーオフ

vApp をパワーオフにできます。

vApp

VApp.PowerOff
パワーオン

vApp をパワーオンにできます。

vApp

VApp.PowerOn
URL からプル リモート ソース ファイル記述子の一覧表示を許可します。

vApp

VApp.PullFromUrls
名前の変更

vApp の名前を変更できます。

vApp

VApp.Rename
サスペンド

vApp のサスペンドができます。

vApp

VApp.Suspend
登録解除

vApp の登録解除ができます。

この操作の実行を許可されるためには、オブジェクトとその親オブジェクトの両方でユーザーまたはグループにこの権限が割り当てられている必要があります。

vApp

VApp.Unregister
OVF 環境の表示

vApp 内でパワーオンされている仮想マシンの OVF 環境を表示できます。

vApp

VApp.ExtractOvfEnvironment
vApp アプリケーションの設定

製品情報やプロパティなど、vApp の内部構造を変更できます。

vApp

VApp.ApplicationConfig
vApp インスタンスの設定

ポリシーなど、vApp のインスタンス構成を変更できます。

vApp

VApp.InstanceConfig
vApp managedBy の設定

エクステンションまたはソリューションが、そのエクステンションまたはソリューションが管理するものとして vApp にマークを付けられるようにします。

この権限に関連する vSphere Client ユーザー インターフェイス要素はありません。

vApp

VApp.ManagedByConfig
vApp リソースの設定

vApp のリソース構成を変更できます。

この操作の実行を許可されるためには、オブジェクトとその親オブジェクトの両方でユーザーまたはグループにこの権限が割り当てられている必要があります。

vApp

VApp.ResourceConfig