仮想マシンのスナップショット管理の権限は、スナップショットの作成、削除、名前変更、復元の機能を制御します。

この権限は、階層内の異なるレベルで設定できます。たとえば、フォルダ レベルで権限を設定した場合、その権限をフォルダ内の 1 つ以上のオブジェクトに伝達できます。[必要とするオブジェクト] 列に示されるオブジェクトには、直接または継承のいずれか方法で権限が設定されている必要があります。

表 1. 仮想マシンのスナップショット管理の権限
vSphere Client での権限名 説明 必要とするオブジェクト API での権限名
  • スナップショット管理
    • スナップショットの作成

仮想マシンの現在の状態からスナップショットを作成できるようにします。

仮想マシン

VirtualMachine.State.CreateSnapshot
  • スナップショット管理
    • スナップショットの削除

スナップショット履歴からスナップショットを削除できるようにします。

仮想マシン

VirtualMachine.State.RemoveSnapshot
  • スナップショット管理
    • スナップショット名の変更

スナップショットの名前や説明を新しく変更できるようにします。

仮想マシン

VirtualMachine.State.RenameSnapshot
  • スナップショット管理
    • スナップショットまで戻る

仮想マシンを特定のスナップショットの状態に設定できるようにします。

仮想マシン

VirtualMachine.State.RevertToSnapshot