ご使用の vCenter Server システムに標準のキー プロバイダを追加するには、vSphere Client またはパブリック API を使用します。
vSphere Client を使用すると、vCenter Server システムに標準のキー プロバイダを追加し、キー サーバと vCenter Server 間の信頼を確立することができます。
- 同じベンダーの複数のキー サーバを追加できます。
- ご使用の環境がさまざまなベンダーのソリューションをサポートしている場合は、複数のキー プロバイダを追加することができます。
- ご使用の環境に複数のキー プロバイダが含まれていて、かつデフォルトのキー プロバイダを削除する場合は、別のデフォルトのキー プロバイダを明示的に設定する必要があります。
- キー サーバは、IPv6 アドレスを使用して設定できます。
- IPv6 アドレスのみで、vCenter Server システムとキー サーバの両方を設定できます。
前提条件
- キー サーバ (KMS) が VMware Compatibility Guide for Key Management Servers (KMS) に記載されていて、KMIP 1.1 に準拠していることを確認し、さらに、Symmetric Key Foundry and Server として利用できることを確認します。
- 次の必要な権限があることを確認します。
- キー サーバが高可用性になっていることを確認します。停電やディザスタ リカバリ イベントなどでキー サーバへの接続が切断されると、暗号化された仮想マシンがアクセス不能になります。
注: vSphere 7.0 Update 2 以降では、キー サーバが一時的にオフラインまたは使用不可になった場合でも、暗号化された仮想マシンと仮想 TPM は引き続き機能します。 ESXi ホストでの vSphere キーの永続性を参照してください。
- キー サーバに対するインフラストラクチャの依存関係を慎重に考慮してください。一部の KMS ソリューションは仮想アプライアンスとして提供されるため、KMS アプライアンスの配置が不適切な場合、依存関係のループやその他の可用性の問題が生じることがあります。