vSphere Client から、ESXi サービスを有効または無効にすることができます。
ESXi ホストには、デフォルトで実行されるサービスがいくつかあります。会社のポリシーで許可されている場合は、セキュリティ プロファイルからサービスを無効にしたり有効にしたりできます。
注: サービスを有効にすると、ホストのセキュリティに影響します。サービスは、必要性が確実な場合にのみ有効にしてください。
インストール後に特定のサービスがデフォルトで実行され、その他のサービスは停止します。ユーザー インターフェイスでサービスを使用できるようにするには、他の手順の実行が必要になる場合もあります。たとえば、NTP サービスは正確な時間情報を取得するための方法の 1 つですが、このサービスはファイアウォール内に必要なポートが開いている場合にのみ動作します。
使用可能なサービスは、ESXi ホストにインストールされる VIB によって決まります。VIB をインストールせずにサービスを追加することはできません。vSphere HA などの一部の VMware 製品は、ホストに VIB をインストールし、サービスおよび対応するファイアウォールのポートを使用可能にします。
デフォルトのインストールでは、vSphere Client から次のサービスのステータスを変更できます。
サービス | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
ダイレクト コンソール UI | 実行中 | ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス (DCUI) サービスにより、テキストベースのメニューを使用して、ローカル コンソール ホストから ESXi ホストを対話形式で操作することができます。 |
ESXi Shell | 停止 | ESXi Shell は、ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスから使用することができ、完全にサポートされているコマンドのセットと、トラブルシューティングおよび修正のためのコマンドのセットが組み込まれています。ESXi Shell へのアクセスは、各システムのダイレクト コンソールから有効にする必要があります。ローカル ESXi Shell へのアクセス、または SSH による ESXi Shell へのアクセスを有効にすることができます。 |
SSH | 停止 | セキュア シェルによるリモート接続を許可する、ホストの SSH クライアント サービス。 |
attestd | 停止 | vSphere 信頼機関 証明サービス。 |
dpd | 停止 | Data Protection デーモン。 |
負荷に基づくチーミング デーモン | 実行中 | 負荷に基づくチーミング。 |
kmxd | 停止 | vSphere 信頼機関 キー プロバイダ サービス。 |
Active Directory サービス | 停止 | Active Directory を使用するように ESXi を構成すると、このサービスが開始されます。 |
NTP デーモン | 停止 | ネットワーク時間プロトコル デーモン。 |
PC/SC スマート カード デーモン | 停止 | ホストのスマート カード認証を有効にすると、このサービスが開始されます。ESXi のスマート カード認証の構成と管理を参照してください。 |
CIM サーバ | 実行中 | Common Information Model (CIM) アプリケーションで使用可能なサービス。 |
slpd | 停止 | Service Location Protocol デーモン。 |
SNMP サーバ | 停止 | SNMP デーモン。SNMP v1、v2、および v3 の構成の詳細については、『vSphere の監視とパフォーマンス』ドキュメントを参照してください。 |
VTDC サービス | 実行中 | vSphere Distributed Tracing Collector サービス。 |
vltd | 停止 | VCDR LWD Transport デーモン。 |
Syslog サーバ | 停止 | Syslog デーモン。Syslog は、vSphere Client の [システムの詳細設定] から有効にすることができます。『vCenter Server のインストールとセットアップ』ドキュメントを参照してください。 |
VMware vCenter Agent | 実行中 | vCenter Server エージェント。vCenter Server が ESXi ホストに接続できるようにします。特に、vpxa はホスト デーモンへの通信ルートであり、これにより ESXi カーネルと通信します。 |
X.Org サーバ | 停止 | X.Org サーバ。このオプション機能は、仮想マシンの 3D グラフィックスの内部で使用されます。 |
前提条件
vSphere Client を使用して vCenter Server に接続します。