vCenter Server Appliance で FIPS を有効にする場合、現在、一部のコンポーネントには機能上の制約があります。

vCenter Server で FIPS を有効にした後、変化は見られませんが、注意すべき考慮事項がいくつかあります。

表 1. FIPS に関する検討事項
製品またはコンポーネント 検討事項 回避策
vSphere Single Sign-On FIPS を有効にすると、vCenter Server はフェデレーション認証用の暗号化モジュールのみをサポートします。その結果、RSA SecureID および一部の CAC カードは機能しなくなります。 フェデレーション認証を使用します。詳細については、『vSphere 認証』ドキュメントを参照してください。
VMware 以外およびパートナーの vSphere Client UI プラグイン これらのプラグインは、FIPS が有効になっていると機能しない場合があります。 プラグインをアップグレードして、準拠する暗号化ライブラリを使用します。vSphere Client SDK ドキュメントの「Preparing Local Plug-ins for FIPS Compliance」というトピックを参照してください。
証明書 キー サイズが 3,072 ビットを超える証明書はテストされていません。 2,048 または 3,072 のビット サイズを使用して、キーを含む証明書を生成します。