ESXCLI を使用して ESXi をアップグレードするには、vSphere インストール バンドル (VIB)、イメージ プロファイル、およびソフトウェア デポについて理解している必要があります。

ESXi は、実際のソフトウェアを含む一連の vSphere インストールバンドル(VIB)を示すイメージ プロファイルで構成されます。VIB は、システムのコンポーネントを表す署名付き RAM ディスクで、Linux システムの RPM または DEB とほぼ同じです。イメージ プロファイルは、VIB の集合体です。ソフトウェア デポは、VIB とイメージ プロファイルの集合体です。ESXi パッチおよびデポには、VIB の共通セットから構成されるアップデートされたイメージ プロファイルが含まれています。

esxcli software コマンドを使用して、ESXi のアップデートをスタンド アローン ホストにインストールできます。詳細については、『ESXi のアップグレード』を参照してください。

注: 通常、vSphere 7.0 以降の環境では、 ESXi ホストのライフサイクル管理に VMware vSphere ® vSphere Lifecycle Manager を使用します。

インストールされているすべての VIB とその現在のバージョン、または現在のイメージ プロファイルをリストするには、次の ESXCLI コマンドを使用します。

  • esxcli software vib list
  • esxcli software profile get

通常、ESXi を安全にアップグレードするための手順の概要は、次のとおりです。

  • ESXi ホストをメンテナンス モードにする
  • esxcli software profile update コマンドを実行する。このコマンドでは SSH を介してホストに転送された URL または ZIP ファイルにポイントします
  • ESXi ホストの再起動

VMware では VIB が暗号で署名されるため、VIB またはデポ全体のセキュアな転送は不要で、アップデート プロセスによってこれらの署名が検証されます。