データストア権限は、データストアの参照、管理、領域の割り当ての機能を制御します。

この権限は、階層内の異なるレベルで設定できます。たとえば、フォルダ レベルで権限を設定した場合、その権限をフォルダ内の 1 つ以上のオブジェクトに伝達できます。[必要とするオブジェクト] 列に示されるオブジェクトには、直接または継承のいずれか方法で権限が設定されている必要があります。

表 1. データストアの権限
vSphere Client での権限名 説明 必要とするオブジェクト API での権限名
容量の割り当て 仮想マシン、スナップショット、クローン、または仮想ディスク用に、データストアの領域を割り当てられるようにします。

データストア

Datastore.AllocateSpace
データストアの参照

データストアのファイルを参照できるようにします。

データストア

Datastore.Browse
データストア I/O 管理の構成 Storage I/O Control を構成できるようにします。

データストア

Datastore.ConfigIOManagement
データストアの設定 データストアを構成できるようにします。

データストア

Datastore.Config
低レベルのファイル操作 データストア ブラウザ内で、読み取り、書き込み、削除、および名前変更操作を実行できるようにします。

データストア

Datastore.FileManagement
データストアの移動

フォルダ間でデータストアを移動できるようにします。

移動元と移動先の両方に権限が必要です。

データストア、移動元と移動先 Datastore.Move
データストアの削除

データストアを削除できるようにします。

この権限は廃止されました。

この操作の実行を許可されるためには、オブジェクトとその親オブジェクトの両方でユーザーまたはグループにこの権限が割り当てられている必要があります。

データストア

Datastore.Delete
ファイルの削除

データストアのファイルを削除できるようにします。

この権限は廃止されました。低レベルのファイル操作権限を割り当てます。

データストア

Datastore.DeleteFile
データストア名の変更

データストア名を変更できるようにします。

データストア

Datastore.Rename
仮想マシン ファイルの更新 データストアが再署名された後、そのデータストア上の仮想マシン ファイルへのファイル パスを更新できるようにします。

データストア

Datastore.UpdateVirtualMachineFiles
仮想マシン メタデータの更新 データストアに関連付けられた仮想マシン メタデータの更新を許可します。

データストア

Datastore.UpdateVirtualMachineMetadata