vSphere Authentication Proxy サービスは、各 vCenter Server システムで利用できます。デフォルトでは、このサービスが実行されていません。ご利用の環境内で vSphere Authentication Proxy を使用する場合は、vCenter Server 管理インターフェイスから、またはコマンド ラインからサービスを開始してください。
vSphere Authentication Proxy サービスは、vCenter Server との通信のために IPv4 アドレスに拘束され、IPv6 はサポートされません。vCenter Server インスタンスは、IPv4 のみまたは IPv4/IPv6 混在モードのネットワーク環境内のホスト マシンにインストールしてください。ただし、vSphere Authentication Proxy のアドレスを指定する場合は、IPv4 アドレスを指定する必要があります。
前提条件
ご使用の vCenter Server が 6.5 以降であることを確認します。それより前のバージョンの vSphere では、vSphere Authentication Proxy を別途インストールします。必要な手順については、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。
手順
- VMware vSphere Authentication Proxy サービスを起動します。
オプション 説明 vCenter Server 管理インターフェイス - Web ブラウザで、vCenter Server 管理インターフェイス (https://vcenter-IP-address-or-FQDN:5480) に移動します。
- root としてログインします。
デフォルトの root パスワードは、vCenter Server のデプロイ時に設定したパスワードです。
- [サービス] をクリックし、[VMware vSphere Authentication Proxy] サービスをします。
- [開始] をクリックします。
- (オプション) サービスが開始されたら、[起動タイプの設定] をクリックし、[自動] をクリックして、自動的に起動されるように設定します。
CLI service-control --start vmcam
- サービスが正常に開始されたことを確認します。
結果
これで vSphere Authentication Proxy ドメインを設定する準備ができました。その後は、Auto Deploy でプロビジョニングされたすべてのホストが vSphere Authentication Proxy によって処理されます。vSphere Authentication Proxy には、明示的にホストを追加することもできます。