Windows Server フェイルオーバー クラスタ (WSFC) 構成で仮想ディスクを使用する場合は、VMFS6 データストアが、クラスタ化された仮想ディスクをサポートしている必要があります。クラスタ化されたディスクのサポートを構成するには、vSphere Client を使用します。

クラスタ化された仮想ディスクを仮想マシン クラスタで使用する方法については、『 Windows Server フェイルオーバー クラスタのセットアップ』のドキュメントを参照してください。

前提条件

クラスタ化された仮想ディスクにデータストアを使用する場合は、次のガイドラインに沿って行ってください。
  • ストレージ アレイが、ATS、WEAR (Write Exclusive – All Registrant) SCSI-3 タイプの予約をサポートしている。このタイプの構成では、ESXi はファイバ チャネル アレイのみをサポートします。
  • データストアをバッキングするストレージ デバイスは NMP によって要求される。ESXi は、クラスタ化された仮想ディスク構成のサードパーティ製プラグイン (MPP) をサポートしていません。
  • データストアが VMFS6 タイプである。データストアを拡張することはできません。
  • VMFS6 データストアは、属性 Clustered VMDK SupportedYes に設定されたストレージ デバイスにデプロイされる。
  • クラスタリングに使用する仮想ディスクがシック プロビジョニング (Eager Zeroed) 形式である。

手順

  1. vSphere Client で、データストアに移動します。
  2. [設定] タブをクリックし、[一般] をクリックします。
  3. [データストア機能] で、[クラスタ VMDK] 項目の横にある次のオプションのいずれかをクリックします。
    オプション 説明
    有効化 データストアにあるクラスタ化された仮想ディスクのサポートを有効にします。サポートを有効にすると、クラスタ化された仮想ディスクをこの VMFS データストアに配置できます。
    無効化 サポートを無効にします。無効にする前に、クラスタ化された仮想ディスクがあるすべての仮想マシンをパワーオフしてください。
  4. 設定を確認します。