ESXi ホストの nfsStats ツールを使用して、NFS 呼び出しおよびリモート プロシージャ コール (RPC) に関する統計情報を表示できます。このコマンドは、ESXi ホスト上の NFS 3 および NFS 4.1 マウントの統計情報を表示します。

通常、nfsStats ツールは次のタスクを実行します。

  • NFS の統計情報を収集して、NFS 環境に新しい NFS サーバやネットワークなどの新しい構成をデプロイしたときの問題を調査します。
  • NFS の操作の成功と失敗に関する統計情報を提供します。
  • NFS の操作の成功と失敗に関する遅延統計情報を公開します。
  • NFS のパフォーマンスの問題のトラブルシューティングを行います。

コマンド構文は、nfsStats options です。

次のコマンド オプションを使用できます。

表 1. nfsStats コマンド
コマンド オプション 説明
No option すべての NFS データストアについて NFS 統計情報と RPC 統計情報の両方を取得します。
-3 NFS 3 統計情報のみを表示します。
-4 NFS 4.1 統計情報のみを表示します。
-n NFS 3 および NFS 4.1 統計情報のみを表示します。
-r RPC 統計情報を表示します。
-i interval 指定された値に等しい間隔(秒単位)で、NFS および RPC 統計情報を表示します。たとえば、入力した値が 10 の場合、統計情報は 10 秒ごとに更新されます。
-j 統計情報を JSON 形式で表示します。
-e NFS 3、NFS 4.1、および RPC プロトコルのエラーに関する統計情報を表示します。
-d, --datastore-name DSNAME1, DSNAME2, ... 指定された NFS データストアについて NFS 統計情報と RPC 統計情報の両方を表示します。このオプションは、NFS データストアのタイプ(-3 や -4 など)と組み合わせて使用します。