vCenter Server をデプロイしたら、ネットワーク設定を再構成し、Bash シェルへのアクセスを有効にしてトラブルシューティングできます。ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにアクセスするには、root としてログインする必要があります。

ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスのホーム ページには、vCenter Server のサポート バンドルへのリンクがあります。サポート バンドルへのリンクの形式は、https://appliance-host-name:443/appliance/support-bundle です。

ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスへのログイン

ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスでは、テキストベースのメニューを使用して、vCenter Server とローカルに通信できます。

手順

  1. vSphere Client で、ホストに移動し、[設定] > [サービス] の順にクリックします。SSH およびダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス サービスが実行されていることを確認します。
  2. SSH クライアントを開き、vCenter Server に接続します。
  3. root アカウントを使用してログインします。
  4. DCUI と入力してダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを起動します。
  5. コンソール ウィンドウの内部をクリックし、F2 を押して、システムをカスタマイズします。
  6. root ユーザーのパスワードを入力して、Enter を押します。
    重要: 無効な認証情報を 3 回入力すると、root アカウントが 5 分間ロックされます。

結果

ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにログインしました。root ユーザーのパスワードの変更、ネットワーク設定の編集、vCenter Server Appliance Bash シェルへのアクセスの有効化を行うことができます。

root ユーザーのパスワードの変更

vCenter Server のダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスへの不正アクセスを回避するために、root ユーザーのパスワードを変更できます。

vCenter Server インスタンスのデフォルトの root パスワードは、デプロイ中に入力するパスワードです。

重要: vCenter Server の root アカウントのパスワードは、90 日後に期限が切れます。 vCenter Server の Bash シェルに root としてログインし、 chage -M number_of_days -W warning_until_expiration user_name を実行することによって、アカウントの有効期限を変更できます。root パスワードの有効期限を無限に延長するには、 chage -M -1 -E -1 root コマンドを実行します。

手順

  1. ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにログインします。
  2. [パスワードの構成] を選択して、Enter を押します。
  3. root ユーザーの旧パスワードを入力して、Enter を押します。
  4. 新しいパスワードを設定して、Enter を押します。
  5. ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスのメイン メニューに戻るまで、Esc を押します。

結果

アプライアンスの root ユーザーのパスワードが変更されました。

vCenter Server の管理ネットワークの構成

vCenter Server インスタンスは、DHCP サーバからネットワーク設定を取得できます。また、固定 IP アドレスを使用することもできます。ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスで、vCenter Server のネットワーク設定を変更できます。IPv4、IPv6、および DNS 構成を変更できます。

前提条件

vCenter Server インスタンスの IP アドレスを変更する場合は、システム名が完全修飾ドメイン名 (FQDN) であることを確認します。デプロイ中にシステム名として IP アドレスを設定すると、デプロイ後に IP アドレスを変更できなくなります。システム名は、常にプライマリ ネットワークの識別子として使用されます。

手順

  1. vCenter Server のダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにログインします。
  2. [管理ネットワークの構成] を選択して、Enter を押します。
  3. [IP 構成] で、IPv4 設定を変更します。
    オプション 説明
    動的 IP アドレスおよびネットワーク構成を使用 ネットワークに使用可能な DHCP サーバがある場合、DHCP サーバからネットワーク設定を取得します。
    固定 IP アドレスおよびネットワーク構成を設定 固定ネットワーク構成を設定します。
  4. [IPv6 構成] で、IPv6 設定を変更します。
    オプション 説明
    IPv6 の有効化 IPv6 を有効または無効にします。
    DHCP ステートフル構成を使用 DHCP サーバを使用して、IPv6 アドレスおよびネットワーク設定を取得します。
    ICMP ステートレス構成を使用 ステートレス アドレス自動構成 (SLAAC) を使用して、IPv6 アドレスとネットワーク設定を取得します。
  5. [DNS 構成] で、DNS 設定を変更します。
    オプション 説明
    DNS サーバ アドレスおよびホスト名を自動的に取得 DNS サーバ アドレスおよびホスト名を自動的に取得します。

    IP アドレス設定が DHCP サーバから自動的に取得される場合は、このオプションを使用します。

    次の DNS サーバ アドレスとホスト名を使用 DNS サーバの固定 IP アドレスとホスト名を設定します。
  6. [カスタム DNS サフィックス] で、カスタム DNS サフィックスを設定します。
    サフィックスを指定しない場合は、デフォルトのサフィックス リストがローカル ドメイン名から生成されます。
  7. ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスのメイン メニューに戻るまで、Esc を押します。

vCenter Server の管理ネットワークの再起動

vCenter Server の管理ネットワークを再起動して、ネットワーク接続を復元します。

手順

  1. vCenter Server のダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにログインします。
  2. [管理ネットワークの再起動] を選択して、Enter を押します。
  3. F11 を押します。

Bash シェルへのアクセスの有効化

ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用して、Bash シェルへのローカル アクセスおよびリモート アクセスを有効にできます。ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用して有効にした Bash シェル アクセスは、3600 秒間、有効な状態が維持されます。

手順

  1. vCenter Server のダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにログインします。
  2. [トラブルシューティング オプション] を選択し、Enter キーを押します。
  3. [トラブルシューティング モード オプション] メニューから、Bash シェルを有効にするか SSH を有効にするかを選択します。
  4. Enter キーを押してサービスを有効にします。
  5. ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスのメイン メニューに戻るまで、Esc を押します。

次のタスク

vCenter Server の Bash シェルにアクセスして、トラブルシューティングを行います。

トラブルシューティングのための Bash シェルへのアクセス

トラブルシューティングのためにのみ、Bash シェルにログインします。

手順

  1. 次のいずれかの方法を使用して、シェルにアクセスします。
    • vCenter Server インスタンスに直接アクセスできる場合は、Alt + F1 を押します。
    • リモート接続する場合は、SSH などのリモート コンソール接続を使用してセッションを開始します。
  2. ユーザー名とパスワードを入力します。
  3. シェルで、pi shell または shell コマンドを入力して、Bash シェルにアクセスします。

トラブルシューティングのための vCenter Server サポート バンドルのエクスポート

DCUI のホーム画面に表示される URL を使用して、トラブルシューティングのためにアプライアンス内の vCenter Server インスタンスのサポート バンドルをエクスポートできます。

vc-support.sh スクリプトを実行することにより、vCenter Server アプライアンス Bash シェルからサポート バンドルを収集することもできます。

サポート バンドルは、.tgz 形式でエクスポートされます。

手順

  1. バンドルをダウンロードする Windows ホスト マシンにログインします。
  2. Web ブラウザを開き、DCUI に表示されているサポート バンドルへの URL を入力します。
    https:// appliance-fully-qualified-domain-name:443/appliance/support-bundle
  3. ルート ユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。
  4. [Enter] をクリックします。
    サポート バンドルは、 .tgz ファイルとして Windows マシンにダウンロードされます。
  5. (オプション) 失敗した firstboot スクリプトを特定するには、firstbootStatus.json ファイルを調べます。
    vCenter Server アプライアンス Bash シェルで vc-support.sh スクリプトを実行した場合は、次のスクリプトを実行して firstbootStatus.json ファイルを調べます。
    cat /var/log/firstboot/firstbootStatus.json