vimtop ユーティリティ プラグインを使用して、vCenter Server で実行されている vSphere サービスを監視できます。

vimtopesxtop に似たツールで、vCenter Server の環境で実行されます。アプライアンス シェルで vimtop のテキストベースのインターフェイスを使用することにより、vCenter Server に関する全体的な情報、および vSphere サービスの一覧とそのリソースの使用状況を表示することができます。

対話モードでの vimtop を使用したサービスの監視

vimtop プラグインを使用して、サービスをリアルタイムで監視できます。

vimtop 対話モードのデフォルト ビューは、概要テーブルとメイン テーブルで構成されています。対話モードで単一キー コマンドを使用して、プロセスからディスクまたはネットワークにビューを切り替えることができます。

手順

  1. SSH クライアント アプリケーションから、vCenter Server シェルにログインします。
  2. vimtop コマンドを実行して、対話モードでプラグインにアクセスします。

対話モードのコマンドライン オプション

vimtop コマンドを使用する場合は、対話モードでさまざまなコマンドライン オプションを使用してプラグインにアクセスできます。

表 1. 対話モードのコマンドライン オプション
オプション 説明
-h vimtop のコマンドライン オプションのヘルプを印刷します。
-v vimtop のバージョン番号を印刷します。
-c filename ユーザー定義の vimtop 構成ファイルをロードします。-c オプションを使用しない場合のデフォルト構成ファイルは、/root/vimtop/vimtop.xml です。

W 単一キー対話コマンドを使用することにより、別のファイル名とパスを指定して、独自の構成ファイルを作成できます。

-n number vimtop で対話モードを終了するまでの反復実行回数を設定します。vimtop は、表示の実行回数 (number) を更新して終了します。デフォルト値は 10000 です。
-p / -dseconds 更新間隔を秒単位で設定します。

vimtop の対話モードの単一キー コマンド

対話モードで実行されている場合、vimtop は、いくつかの単一キー コマンドを認識します。

対話モードのパネルはすべて、次の表に一覧表示されているコマンドを認識します。

表 2. 対話モードの単一キー コマンド
キー名 説明
コマンドの概略とセキュア モードの状態を示した、現在のパネルのヘルプ メニューが表示されます。
i vimtop プラグインの概要パネルの最上部行ビューを表示/非表示にします。
t vCenter Server インスタンスで現在実行されているタスクに関する情報が表示される概要パネルの [タスク] セクションを表示/非表示にします。
m 概要パネルの [メモリ] セクションを表示/非表示にします。
f すべての使用可能な CPU に関する情報が表示される概要パネルの [CPU] セクションを表示/非表示にします。
g 上位 4 つの物理 CPU に関する情報が表示される概要パネルの [CPU] セクションを表示/非表示にします。
スペースバー 現在のペインをすぐに更新します。
p 現在のパネルで、表示されているサービス リソースの使用状況に関する情報を一時停止します。
r 現在のパネルで、表示されているサービス リソースの使用状況に関する情報を更新します。
s 更新間隔を設定します。
q vimtop プラグインの対話モードを終了します。
k メイン パネルの [ディスク] ビューを表示します。
o メイン パネルを [ネットワーク] ビューに切り替えます。
Esc 選択をクリアするか、メイン パネルの [プロセス] ビューに戻ります。
Enter サービスを選択して追加の詳細を表示します。
n メイン パネルでのヘッダの名前を表示/非表示にします。
u メイン パネルでのヘッダの測定単位を表示/非表示にします。
左右矢印 列を選択します。
上下矢印 行を選択します。
<、> 選択した列を移動します。
削除 選択した列を削除します。
c メイン パネルの現在のビューに列を追加します。スペースバーを使用して、表示されたリストの列を追加または削除します。
a 選択した列を昇順に並べ替えます。
d 選択した列を降順に並べ替えます。
z すべての列の並べ替え順序をクリアします。
l 選択した列の幅を設定します。
x 列の幅をデフォルト値に戻します。
+ 選択したアイテムを展開します。
- 選択したアイテムを折りたたみます。
w 現在のセットアップを vimtop 構成ファイルに書き込みます。デフォルトのファイル名は、-c オプションによって指定した名前か、-c オプションを使用していない場合には /root/vimtop/vimtop.xml です。w コマンドによって生成されるプロンプトで別のファイル名を指定することもできます。