vSphere のタスクは、vSphere インベントリ内のオブジェクトに対して実行されるアクティビティおよびアクションです。

タスクの表示

タスクとは、仮想マシンの移行など、即座に完了しないシステム アクティビティを指します。たとえば、仮想マシンのパワーオフはタスクです。毎晩このタスクを手動で実行するか、毎晩仮想マシンをパワーオフするようにスケジュール設定されたタスクを設定できます。

vSphere 環境に、1 つのオブジェクトまたはすべてのオブジェクトに関連するタスクを表示できます。デフォルトでは、オブジェクトのタスク リストに、その子オブジェクトで実行されるタスクも含まれています。タスク リストをフィルタリングするには、[ターゲット] 列フィルタに必要なオブジェクトを入力します。

vCenter Server 拡張リンク モード グループの一部である vCenter Server インスタンスにログインしている場合は、タスク リストの [サーバ] 列に、タスクが実行された vCenter Server システムの名前が表示されます。

手順

  1. vSphere Client で、インベントリ内のオブジェクトに移動します。
  2. [監視] タブをクリックします。
  3. [タスクとイベント] で、[タスク] を選択します。
    タスク リストには、オブジェクトで実行されたタスクと、ターゲット、タスク ステータス、イニシエータ、およびタスクの開始/完了時間などの詳細な情報が表示されます。
    [タスク] ペインに表示されるタスクの数を制限するには、 [ページあたりのタスク数] ドロップダウン メニューからオプションを選択します。
  4. (オプション) 列ヘッダーのフィルタ アイコン (フィルタを選択) をクリックし、フィルタ条件を入力してタスク リストをフィルタリングします。
  5. (オプション) 行展開アイコン (行の展開) をクリックして、タスクに関連するイベントを表示します。複数のタスクに関するタスク情報を同時に表示できます。
  6. (オプション) [新しいタブで開く] をクリックして、ブラウザの別のタブで [タスク コンソール] のみを開きます。

タスクのキャンセル

タスクをキャンセルすると、実行中のタスクの発生が停止します。スケジュール設定タスクをキャンセルしても、それ以降の実行はキャンセルされません。実行されていないスケジュール設定タスクをキャンセルするには、そのタスクのスケジュールを再設定します。

前提条件

必要な権限:

  • 手動タスク:タスク.タスクの更新
  • スケジュール設定されたタスク:スケジュール設定タスク.タスクの削除

手順

  1. [最近のタスク] ペインでタスクを見つけます。
    デフォルトでは、 [最近のタスク] ペインは vSphere Client の下部に表示されます。
  2. キャンセル ボタン (タスクをキャンセルします。) をクリックします。このボタンは必要なタスクの [ステータス] 列の進行状況バーの横にあります。
    キャンセル オプションが利用できない場合、選択したタスクはキャンセルできません。
  3. [タスクのキャンセル] ポップアップ ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。

結果

vCenter Server システムまたは ESXi ホストは、タスクの進行を停止し、オブジェクトを前の状態に戻します。 vSphere Client に、タスクが「 タスクは、ユーザーによってキャンセルされました。」というステータスとともに表示されます。

タスクをフィルタリングする方法

vSphere Client に表示されるタスク エントリのリストが長くなって見づらくなる場合があります。1 つのオブジェクトまたは環境内のすべてのオブジェクトに対して表示されるタスクの数を減らすには、ステータス、イニシエータ、時間範囲などの複数の基準を使用して、データベース内のタスク履歴をフィルタリングします。

手順

  1. vSphere Client で、インベントリ内のオブジェクトに移動します。
  2. [監視] タブをクリックします。
  3. [タスクとイベント] で、[タスク] を選択します。
  4. [フィルタ] をクリックします。

    [タスクのフィルタリング] ダイアログが開きます。

  5. 表示するタスクをフィルタリングします。
    1. [ステータス] オプション リストのそれぞれのチェック ボックスを選択して、タスクをステータスでフィルタリングします。
    2. [タイプ] ドロップダウン メニューから、タスク タイプを選択します。
      • [ユーザー]vsphere.local ユーザー、Active Directory ドメイン ユーザー、システム ユーザーなど、すべてのユーザーが開始したタスクを表示します。

      • [システム]:システム ユーザーのみが開始したタスクを表示します。システム ユーザーは、アプリケーションまたはサービスに関連付けられているユーザー アカウントです。

    3. すべてのユーザーまたは特定のユーザーによって開始されたタスクを表示するには、[すべてのユーザー] または [特定のユーザー] ラジオ ボタンを選択します。

      特定のユーザーによって実行されたタスクを表示する場合は、ユーザーのリストを作成します。

      1. ドロップダウン メニューからユーザーのドメインを選択します。

      2. タスクを開始したユーザーを選択します。

        1. [検索] ボックスに名前を入力します。

          システムは、選択したドメイン内のユーザーから検索します。

        2. ユーザーを選択し、[追加] をクリックします。

    4. [時刻設定の選択] ドロップダウン メニューから、タスクが開始、完了、またはキューに入れられた時刻を選択します。
    5. [時間範囲の選択] オプションから、タスクが実行された時間範囲を選択します。
      • [相対]:相対時間範囲のタスクをフィルタリングする場合は、[過去] ドロップダウン メニューおよび [範囲] ドロップダウン メニューから相対時間範囲を指定します。

      • [日付範囲]:特定の期間のタスクをフィルタリングする場合は、ドロップダウン メニューから日付と時刻を指定します。

      たとえば、過去 2 週間キューに入れられていたタスクをフィルタリングするには、 [時刻設定の選択] ドロップダウン メニューから [キュー時間] を選択し、 [相対] ラジオ ボタンを選択します。次に、 [過去] ドロップダウン メニューから [2] を選択し、 [範囲] ドロップダウン メニューから [週] を選択します。
  6. [フィルタ] をクリックします。

結果

[タスク] 画面には、条件に一致するタスクが表示されます。タスク フィルタをクリアする場合は、右上隅の [すべてのフィルタのクリア] をクリックします。

タスクのエクスポート

[タスク] ページに一覧表示される選択タスクまたはすべてのタスクに関する詳細情報を CSV ファイルにエクスポートできます。

特定のタスクに関する情報をエクスポートするには、タスク リストをフィルタリングし、必要なタスクのみを選択します。vSphere 環境内の 1 つのオブジェクトまたはすべてのオブジェクトに対して一覧表示されるすべてのタスクに関する情報をエクスポートすることもできます。

手順

  1. vSphere Client で、インベントリ内のオブジェクトに移動します。
  2. [監視] タブをクリックします。
  3. [タスクとイベント] で、[タスク] を選択します。
  4. (オプション) 1 つ以上のタスクをエクスポートするには、各タスクの前にあるチェック ボックスをクリックします。
  5. [タスク] ペインの左下隅にある [エクスポート] をクリックします。
    注: デフォルトでは、タスクを選択しなかった場合、表示されているすべてのタスクに関する詳細情報がエクスポートされます。
    1. (オプション) 1 つ以上のタスクを選択したが、表示されているすべてのタスクに関する情報をエクスポートする場合、[すべての行] をクリックします。
    2. (オプション) 選択したタスクに関する情報のみをエクスポートする場合、[選択済み行] をクリックします。
    CSV ファイルが生成され、ダウンロードできるようになります。

高度なエクスポートでタスクをエクスポートする方法

高度なエクスポート オプションを使用して、ステータス、イニシエータ、時間範囲など、特定の条件を満たすタスクをエクスポートできます。

タスクの高度なエクスポート オプションを使用すると、特定の条件を満たす最大 100 個のタスクをエクスポートできます。エクスポートされた情報は、監視およびトラブルシューティングの目的で使用できます。たとえば、疑わしいアクティビティが検出された期間内に特定のユーザーが実行したタスクをエクスポートできます。

手順

  1. vSphere Client で、インベントリ内のオブジェクトに移動します。
  2. [監視] タブをクリックします。
  3. [タスクとイベント] で、[タスク] を選択します。
  4. [エクスポート] ドロップダウン メニューから [高度なエクスポート] を選択します。

    [高度なエクスポート タスク] ダイアログが開きます。

  5. 情報をエクスポートするタスクをフィルタリングします。
    1. 特定のステータスのタスクのみをエクスポートするには、[ステータス] オプション リストでそれぞれのチェック ボックスを選択します。
    2. タスクのイニシエータに基づいてタスクをエクスポートするには、[タイプ] ドロップダウン メニューからいずれかのオプションを選択します。
      • [ユーザー]vsphere.local ユーザー、Active Directory ドメイン ユーザー、システム ユーザーなど、すべてのユーザーが開始したタスクをエクスポートします。

      • [システム]:システム ユーザーのみが開始したタスクをエクスポートします。システム ユーザーは、アプリケーションまたはサービスに関連付けられているユーザー アカウントです。

    3. [ユーザー] ラジオ ボタンから、特定のユーザーが開始したタスクをエクスポートするか、すべてのユーザーが開始したタスクをエクスポートするかを選択します。

      [ユーザーの指定] ラジオ ボタンを選択した場合は、ユーザーのリストを作成する必要があります。

      1. [ドメイン] ドロップダウン メニューから、ユーザーのドメインを選択します。

      2. タスクを開始したユーザーのリストを作成します。

        1. [検索] テキスト ボックスに名前を入力します。

          システムは、選択したドメイン内のユーザーから検索します。

        2. リストからユーザーを選択し、[追加] をクリックします。

    4. [時刻設定の選択] ドロップダウン メニューから、エクスポートするタスクの時間範囲を定義する時間設定を選択します。

      開始時刻、完了時刻、キュー時間から選択できます。

    5. [時間範囲の選択] オプションから、エクスポートされたタスクの時間範囲を選択します。
      • [相対]:相対時間範囲のタスクをエクスポートする場合は、[過去] ドロップダウン メニューおよび [範囲] ドロップダウン メニューから相対時間範囲を指定します。

      • [日付範囲]:特定の期間のタスクをエクスポートする場合は、ドロップダウン メニューから日付と時刻を指定します。

      たとえば、2022 年 3 月 13 日午前 10 時 30 分から 2022 年 6 月 13 日午後 10 時 30 分の間にキューに入れられたタスクをエクスポートするには、[時刻設定の選択] ドロップダウン メニューから [キュー時間] を選択します。次に、[日付範囲] ラジオ ボタンを選択し、それぞれのテキスト フィールドを使用して期間を指定します。

    6. [列を含める] ラジオ ボタンで、すべての列から情報をエクスポートするか、特定の列から情報をエクスポートするかを選択します。
  6. [エクスポート] をクリックします。

結果

.csv ファイルが生成され、ダウンロードできるようになります。

タスクのスケジュール設定

将来 1 回実行するタスクまたは指定した間隔で複数回実行するタスクを、スケジュール設定できます。

スケジュール設定できるタスクを次の表に示します。

表 1. スケジュール設定されたタスク
スケジュール設定されたタスク 説明
ホストの追加 指定されたデータセンターまたはクラスタにホストを追加します。
仮想マシンの電源状態の変更 仮想マシンをパワーオン、パワーオフ、サスペンド、またはリセットの状態にします。
クラスタ電源設定の変更 クラスタ内のホストの DPM を有効または無効にします。
リソース プールまたは仮想マシンのリソース設定の変更 次のリソース設定を変更します。
  • CPU: シェア、予約、制限。
  • メモリ: シェア、予約、制限。
プロファイルのコンプライアンスを確認 ホストの構成がホスト プロファイルに指定されている構成と一致しているかどうかを確認します。
仮想マシンのクローン作成 仮想マシンのクローンを作成し、指定されたホストまたはクラスタに配置します。
仮想マシンの作成 指定されたホストに新しい仮想マシンを作成します。
仮想マシンのデプロイ 指定されたホストまたはクラスタで、テンプレートから新しい仮想マシンを作成します。
仮想マシンの移行 移行または vMotion での移行を使用して、指定されたホストまたはデータストアに仮想マシンを移行します。
仮想マシンのスナップショットの作成 スナップショット作成時の仮想マシンの状態をすべて取得します。
アップデートの有無のスキャン テンプレート、仮想マシン、およびホスト用の使用可能なアップデートの有無をスキャンします。

このスケジュール設定されたタスクが使用できるのは、vSphere Lifecycle Manager がインストールされている場合のみです。

修正 スキャン処理中に検出された、ホストで修正するよう選択されており、ベースラインに不足しているパッチをインストールし、新たな設定を適用します。

このスケジュール設定されたタスクが使用できるのは、vSphere Lifecycle Manager がインストールされている場合のみです。

スケジュール設定タスクは、[スケジュール設定タスク] ウィザードを使用して作成します。一部のタスクをスケジュール設定する場合、そのタスク専用のウィザードが開きます。たとえば、仮想マシンを移行するスケジュール設定タスクを作成する場合は、[スケジュール設定タスク] ウィザードから、移行の詳細の設定に使用される[仮想マシンの移行]ウィザードが表示されます。

1 つのタスクを、複数のオブジェクトに対して実行するようなスケジュールは設定できません。たとえば、仮想マシンをパワーオンする 1 つのタスクをスケジュール設定して、ホスト上のすべての仮想マシンをパワーオンすることはできません。仮想マシンごとに、個別のスケジュール設定タスクを作成する必要があります。

スケジュール設定タスクの実行後は、そのスケジュールを再設定して、別の時間に再実行できます。

スケジュール設定されたタスクの作成

自動的に 1 回のみまたは指定間隔で反復実行する、操作のスケジュール設定されたタスクを作成できます。

vSphere Client でスケジュール設定するタスクが使用できない場合は、vSphere API を使用します。vSphere SDK のプログラミング ガイドを参照してください。

注意: 同じオブジェクトで複数のタスクを同時に設定しないでください。期待どおりの結果を得ることができなくなります。

前提条件

必要な権限:タスクのスケジュール設定.タスクの作成

手順

  1. vSphere Client で、タスクをスケジュール設定するオブジェクトに移動します。
  2. [設定] > [スケジュール設定タスク] > [スケジュール設定タスクの作成] の順に選択します。
  3. [スケジュール設定タスクの作成] ドロップダウン メニューから、スケジュール設定するタスクを選択します。
    タスク名がウィザードの名前の横に追加されているタスクに対して、 [新規タスクのスケジュール設定 ] ウィザードが開きます。ウィザードに含まれているページで、タスクのスケジュール設定オプションを構成します。
  4. タスクに必要なスケジュール設定オプションを入力します。
    1. タスクの名前と説明を入力します。
    2. タスクの頻度を選択します。
      オプション 説明
      [1 回] 選択した時刻にスケジュール設定されたタスクを実行します。
      [vCenter Server 起動後] vCenter Server の起動後指定された分数を経過するとタスクを実行します。
      [時間単位]
      1. 繰り返し頻度を入力します。
      2. 開始日時を入力します。
      3. 終了日時を入力します。

      たとえば、5 時間おきに、30 分になった時点でタスクを開始する場合、5 時間と 30 分を入力します。

      [日単位]
      1. 繰り返し頻度を入力します。
      2. 開始日時を入力します。
      3. 終了日時を入力します。
      たとえば、タスクを 4 日ごとに午後 2:30 に実行する場合は、 414:30 を入力します。
      [週単位]
      1. 繰り返し頻度を入力します。
      2. 曜日を選択します。
      3. 開始日時を入力します。
      4. 終了日時を入力します。

      たとえば、毎週火曜日と木曜日の午前 6:00 にタスクを実行する場合、[1] 週と [6 am] を入力し、[火曜日][木曜日] を選択します。

      [月単位]
      1. 繰り返し頻度を入力します。
      2. 次のいずれかの方法で日を選択します。
        • 月数と日付を入力します。例えば、5 か月おきの 10 日と指定します。
        • [第 1 週][第 2 週][第 3 週][第 4 週]、または[最終週] を選択し、月数と曜日を選択します。

          [最終週] は、その曜日のある月の最終週にタスクを実行します。たとえば、その月の最終月曜日を選択すると、その月が日曜日で終わる場合は、タスクはその月の最終日の 6 日前に実行されます。

    3. (オプション) タスクの完了時にメール通知を受信するメール アドレスを 1 つ以上入力します。
    一部のタスクのスケジュール設定では、タスクの追加詳細を入力する必要があります。たとえば、仮想マシンのスナップショット作成をスケジュール設定する際には、 [新規タスクのスケジュール設定 (スナップショット作成)] ウィザードが開きます。 [スケジュール オプション] ページでタスクのスケジュール オプションを設定し、 [スナップショットの設定] ページでスナップショットのプロパティを入力します。
  5. [タスクのスケジュール設定] をクリックします。

タスクの変更またはスケジュールの再設定

スケジュール設定されたタスクを作成した後は、そのタスクのスケジュール、頻度、およびその他の属性を変更できます。タスクの実行前または実行後に、タスクの編集またはスケジュールの再設定ができます。

前提条件

必要な権限:タスクのスケジュール設定.変更

手順

  1. vSphere Client で、編集するスケジュール設定されたタスクの対象のオブジェクトに移動します。
    vCenter Server インスタンスのすべてのスケジュール設定されたタスクを表示するには、その vCenter Server インスタンスに移動します。
  2. [設定] を選択し、[スケジュール設定タスク] を選択します。
  3. 左側のリストからタスクを選択し、[編集] をクリックします。
  4. タスクを右クリックして [編集] を選択します。
  5. 必要に応じてタスクの属性を変更します。
  6. [保存] をクリックします。

スケジュール設定されたタスクの削除

スケジュール設定されたタスクを削除すると、以降そのタスクは発生しません。終了したタスクに関する履歴は、vCenter Server のデータベース内に残ります。

前提条件

必要な権限:スケジュール設定タスク.削除

手順

  1. vSphere Client で、スケジュール設定されたタスクを削除するオブジェクトに移動します。
    vCenter Server インスタンスのすべてのスケジュール設定されたタスクを表示するには、その vCenter Server インスタンスに移動します。
  2. [設定] を選択し、[スケジュール設定タスク] を選択します。
  3. 左側のリストからタスクを選択し、[削除] をクリックします。