vSphere のライセンス システムでは、さまざまなライセンス関連オブジェクトについて固有の専門用語と定義を使用します。

ライセンス キー

ライセンス キーは、関連付けられている製品の詳細、ライセンスの有効期限、ライセンスのキャパシティなどの情報をエンコードします。ライセンス キーはオブジェクトに割り当てられ、関連付けられている製品の機能が有効になります。

ライセンス

VMware 製品のライセンス キーのコンテナ。ライセンス キーを使用するには、vSphere Client にライセンス オブジェクトを作成し、そのライセンスにライセンス キーを挿入します。ライセンスが作成されたら、アセットに割り当てることができます。

ソリューション ライセンス

vSphere 8.0 Update 2b 以降では、ソリューション ライセンスを使用して、ソリューションのすべてのコンポーネント製品にライセンスを割り当てることができます。ソリューション ライセンスの例には VMware vSphere Foundation ソリューション ライセンスがあります。

製品のエディション

一意のライセンス キーに関連付けられた一連の固有の機能。ライセンス キーを割り当てられると、製品のエディションの機能がロック解除されます。製品のエディションの例には vSphere Standard、VMware vSphere Foundation などがあります。

機能

固有の製品のエディションに関連付けられたライセンスによって有効または無効にされる機能。機能の例に、vSphere DRS、vSphere vMotion、vSphere High Availability などがあります。

解決方法

vCenter Server の拡張機能やクライアント プラグインなど、vSphere とは別にパッケージングして配布される製品。ソリューションを vSphere にインストールすると、特定の機能が利用できるようになります。すべてのソリューションに、そのソリューション固有のライセンス モデルがありますが、ライセンスの管理とレポート作成にはライセンス サービスを使用します。

アセット

ライセンスが必要な vSphere 内の任意のオブジェクト。ライセンスに十分なキャパシティがあれば、vSphere のライセンス管理者は 1 つのライセンスを同じタイプの 1 つまたは複数のアセットに割り当てることができます。スイート ライセンスは、スイートに含まれるすべてのアセットに割り当てることができます。アセットとは、vSphere と連携する vCenter Server システム、ESXi ホスト、および製品です。

ライセンス使用量

アセットがライセンスのキャパシティから使用するアセットのユニット数。たとえば、VMware vSphere Foundation ソリューション ライセンスを ESXi ホストに割り当てる場合、ライセンス使用量はソリューション ライセンスでライセンス供与されたすべての ESXi ホスト上の各 CPU の物理 CPU コア数であり、CPU あたり 16 コア以上のライセンスが供与されます。

ライセンス キャパシティ

資産に割り当てることができるユニット数。