vCenter Server インスタンスへのログイン方法、vSphere Client のタイムアウト設定の構成方法、およびログイン バナーの編集方法について説明します。
vSphere Client を使用した、vCenter Server へのログイン
vSphere Client を使用して、vCenter Server にログインし vSphere インベントリを管理できます。
vSphere Client は、vCenter Server アプライアンスのデプロイの一部として自動的にインストールされます。このようにして、vSphere Client では、常に同じ vCenter Single Sign-On インスタンスが指定されます。
手順
結果
vSphere Client が、指定されたユーザーが権限を持つすべての vCenter Server システムに接続されて、vSphere インベントリを表示および管理できるようになります。
VMware 拡張認証プラグインのインストール
VMware 拡張認証プラグインは、統合 Windows 認証と Windows ベースのスマート カード機能を提供します。
vSphere 6.5 リリースの VMware 拡張認証プラグインは、vSphere 6.0 リリース以前のクライアント統合プラグインの後継となる機能です。拡張認証プラグインは、統合 Windows 認証と Windows ベースのスマート カード機能を提供します。これら 2 つの機能のみが、以前のクライアント統合プラグインから引き継がれています。拡張認証プラグインは、vSphere 6.0 以前からシステムにインストールされているクライアント統合プラグインがある場合にのみ、シームレスに機能できます。両方のプラグインがインストールされている場合、競合は起きません。
プラグインは 1 回インストールするだけで、そのすべての機能が有効になります。
サポートされるブラウザとオペレーティング システムの詳細については、『vCenter Server のインストールとセットアップ』 ドキュメントを参照してください。
手順
vSphere Client ログイン画面のログイン メッセージの管理
vSphere Client ログイン画面に、ログイン メッセージを追加できます。また、カスタムのログイン メッセージを設定し、ユーザーの同意を得るチェック ボックスを配置することもできます。
手順
vSphere Client のタイムアウト値の構成
デフォルトでは、vSphere Client セッションはアイドル時間が 120 分経過すると終了します。この場合、クライアントをレジュームするには、ユーザーは再度ログインする必要があります。webclient.properties ファイルを編集することで、タイムアウト値を変更できます。
vSphere Client のタイムアウトを構成するには、webclient.properties ファイルに含まれる session.timeout
プロパティの値を変更します。
vSphere Client のプロパティ ファイルの編集
- vSphere Client がインストールされているコンピュータで、webclient.properties ファイルがある /etc/vmware/vsphere-ui ファイル パスに移動します。
- ファイルを編集して
session.timeout = <custom_value>
という行を含めます。<custom_value> は分単位のタイムアウト値です。必要に応じて行のコメントを解除します。クライアントがタイムアウトにならないように設定するには、タイムアウト値として負数または 0 を指定します。
たとえば、タイムアウト値を 60 分に設定するには、
session.timeout = 60
という行を含めます。 - VMware vSphere Client サービスを再起動します。
vSphere Client での、クライアント構成の変更
- vSphere Client で、 の順に移動します。
- [デプロイ] で、[クライアント構成] を選択します。
- [クライアント構成] ペインで、[編集] をクリックします。
[クライアント構成の編集] ダイアログ ボックスが表示されます。
- セッション タイムアウト テキスト ボックスに、新しい値を分単位で入力します。
クライアントがタイムアウトにならないように設定するには、タイムアウト値として負数または 0 を指定します。
- [保存] をクリックします。
- VMware vSphere Client サービスを再起動します。
データの更新
セッション中にほかのユーザーがオブジェクトに対して行った変更を表示するには、vSphere Clientでデータを手動で更新する必要があります。
パフォーマンス上の理由で、vSphere Clientはインベントリのすべてのオブジェクトに関するデータを継続的に更新しません。現在のセッション中に行ったすべての変更内容は、クライアント ユーザー インターフェイスで即座に反映されます。ほかのユーザーが行った変更やほかのセッションでの変更は、手動でデータを更新するまで反映されません。
手順
- ♦ 現在の vSphere Clientビューですべてのデータを更新するには、更新アイコン(
)をクリックします。
クライアント ビューが更新されます。