vSphere 6.7 以降では、ファイルベースのバックアップのスケジュール設定ができます。定期的なバックアップを実行するために使用するスケジュールを設定できます。

スケジュールは、バックアップの場所、繰り返し、およびバックアップの保存に関する情報を使って設定できます。

一度に 1 つのスケジュールのみを設定できます。

前提条件

  • バックアップを格納するために必要なディスク容量を確保した FTP、FTPS、HTTP、HTTPS、SFTP、NFS、SMB のいずれかのサーバが実行中である必要があります。

手順

  1. Web ブラウザで、vCenter Server 管理インターフェイス (https://appliance-IP-address-or-FQDN:5480) に移動します。
  2. root としてログインします。
  3. vCenter Server の管理インターフェイスで、[バックアップ] をクリックします。
  4. バックアップ スケジュールを設定するには、[構成] をクリックします。
  5. バックアップの場所の詳細を入力します。
    オプション 説明
    バックアップの場所 バックアップの場所を入力します。これには、バックアップ サーバへの接続に使用するプロトコル、ポート、サーバ アドレス、およびバックアップ ファイルを保存するバックアップ フォルダを含めます。

    FTP、FTPS、HTTP、HTTPS、SFTP、NFS、SMB のいずれかのプロトコルを使用します。

    FTP、FTPS、HTTP、HTTPS の場合、サービス用に構成されている home ディレクトリがパスの起点となります。

    バックアップ サーバの認証情報 バックアップ サーバの書き込み権限を持つユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。
  6. バックアップのスケジュールの繰り返し条件と時刻を設定します。
    繰り返しは毎日、毎週のほか、週の特定の曜日または複数の曜日に実行するようにカスタマイズできます。バックアップを実行する時刻を指定できます。デフォルトは午後 11 時 59 分です。
  7. (オプション) バックアップ ファイルを暗号化する場合は、暗号化パスワードを入力します。
    バックアップ データを暗号化するように選択した場合は、リストア手順用の暗号化パスワードを使用する必要があります。
  8. [全てのバックアップを保持] を選択するか、保持するバックアップの数を入力します。
    保持情報は、指定された vCenter Server について保持されるバックアップの数を示します。
    注: このポリシーは、手動バックアップとスケジュール設定バックアップの両方に適用されます。
  9. (オプション) 別途データベースから履歴データをバックアップするには、[統計情報、イベント、タスク]を選択します。
  10. [作成] をクリックします。
    バックアップ スケジュール情報が [バックアップ] ページに表示されます。

結果

完了したバックアップと進行中のバックアップが [アクティビティ] に表示されます。

次のタスク

既存のスケジュール情報ですぐにバックアップを実行するには、[今すぐバックアップ] ダイアログ ボックスのバックアップ スケジュールで [バックアップ スケジュールに指定されたバックアップの場所とユーザー名を使用します] を選択します。