vCenter Server インスタンスのバックアップは、vCenter Server 管理インターフェイスから実行することができます。バックアップ ファイルに履歴データ(統計情報、イベント、タスク)を含めるかどうかを選択できます。

注: vCenter High Availability クラスタのバックアップ操作で保存されるのはアクティブ ノードだけです。

前提条件

  • バックアップを格納するために必要なディスク容量を確保した FTP、FTPS、HTTP、HTTPS、SFTP、NFS、SMB のいずれかのサーバが実行中である必要があります。

手順

  1. Web ブラウザで、vCenter Server 管理インターフェイス (https://appliance-IP-address-or-FQDN:5480) に移動します。
  2. root としてログインします。
  3. vCenter Server の管理インターフェイスで、[バックアップ] をクリックします。
    [アクティビティ] の下のテーブルに、 vCenter Server の最新のバックアップのバージョンが表示されます。
  4. [今すぐバックアップ] をクリックします。
    [バックアップ アプライアンス] ウィザードが表示されます。
  5. (オプション) スケジューリングされたバックアップの情報を使用するには、[バックアップ スケジュールに指定されたバックアップの場所とユーザー名を使用します] を選択します。
  6. バックアップの場所の詳細を入力します。
    オプション 説明
    バックアップの場所 バックアップの場所を入力します。これには、バックアップ サーバへの接続に使用するプロトコル、ポート、サーバ アドレス、およびバックアップ ファイルを保存するバックアップ フォルダを含めます。

    FTP、FTPS、HTTP、HTTPS、SFTP、NFS、SMB のいずれかのプロトコルを使用します。

    FTP、FTPS、HTTP、HTTPS の場合、サービス用に構成されている home ディレクトリがパスの起点となります。

    バックアップ サーバの認証情報 バックアップ サーバの書き込み権限を持つユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。
    注: ユーザー名とパスワードに使用できるのは ASCII 文字のみです。
  7. (オプション) バックアップ ファイルを暗号化する場合は、暗号化パスワードを入力します。
    バックアップ データを暗号化するように選択した場合は、リストア手順用の暗号化パスワードを使用する必要があります。
  8. (オプション) 別途データベースから履歴データをバックアップするには、[統計情報、イベント、タスク]を選択します。
  9. (オプション) [説明] テキスト ボックスに、バックアップの説明を入力します。
  10. [開始] をクリックしてバックアップ プロセスを開始します。

結果

完了したバックアップと進行中のバックアップが [アクティビティ] に表示されます。