仮想マシンと仮想マシン テンプレートは、vCenter Server インベントリから削除するか、またはディスクから削除できます。仮想マシンをインベントリからのみ削除した場合は、データストアから再度追加できます。

vCenter Server への既存の仮想マシンの追加

vCenter Server にホストを追加すると、管理対象ホスト上のすべての仮想マシンが検出され、vCenter Server インベントリに追加されます。

管理対象ホストが切断されると、すでに検出された仮想マシンはインベントリのリストに表示されたままになります。

管理対象ホストが切断されてから再接続されると、その管理対象ホスト上の仮想マシンに加えた変更はすべて認識され、vSphere Client は仮想マシン リストを更新します。たとえば、ノード 3 を削除し、ノード 4 を追加した場合、仮想マシンの新しいリストにはノード 4 が追加され、ノード 3 は親なしのノードとして表示されます。

vCenter Server またはデータストアから仮想マシンまたは仮想マシン テンプレートを削除

仮想マシンまたは仮想マシン テンプレートを一時的に vCenter Server から削除できるほか、データストアから完全に削除することもできます。

プロセスは、仮想マシンと仮想マシン テンプレートで同じです。
  • インベントリから削除した仮想マシンはホストおよび vCenter Server から登録解除されますが、データストアからは削除されません。仮想マシン ファイルは同じストレージの場所に残るため、後でデータストア ブラウザを使用して仮想マシンを再度登録できます。これは、仮想マシンの構成ファイルを編集する場合に役立ちます。また、ライセンスまたはハードウェアで許容される仮想マシンの最大数に達した場合に、仮想マシンを一時的に削除する際にも便利です。
  • 仮想マシンが必要なくなり、データストアの領域を解放する場合は、vCenter Server から仮想マシンを削除し、構成ファイルや仮想ディスク ファイルを含む、すべての仮想マシン ファイルをデータストアから削除できます。

前提条件

仮想マシンをパワーオフします。

手順

  • vSphere Client にログインし、次のタスクを実行します。
    オプション 説明
    仮想マシンまたは仮想マシン テンプレートを一時的に削除する
    1. 仮想マシンを右クリックします。
    2. [インベントリから削除] を選択し、[はい] をクリックします。
    仮想マシンまたは仮想マシン テンプレートを完全に削除する
    1. 仮想マシンを右クリックします。
    2. [ディスクから削除] を選択し、[はい] をクリックします。

仮想マシンまたは仮想マシン テンプレートの vCenter Server への登録

vCenter Server から仮想マシンまたは仮想マシン テンプレートを削除したものの、ディスクから削除しなかった場合は、vCenter Server に登録することで、vCenter Server インベントリに戻すことができます。

手順

  1. vSphere Client インベントリで、仮想マシンの構成ファイルが格納されているデータストアを右クリックし、[仮想マシンの登録] を選択します。
  2. 仮想マシン構成 (.vmx) ファイルまたは仮想マシン テンプレートの構成ファイル(.vmtx ファイル)を参照して選択し、[OK] をクリックします。
    [仮想マシンの登録] ウィザードが開きます。
  3. [名前とフォルダの選択] ページで、既存の名前を使用するか新しい名前を入力し、データセンターまたはフォルダの場所を選択して、[次へ] をクリックします。
  4. 新規仮想マシンが実行されるホストまたはクラスタを選択します。
    オプション 操作
    スタンドアローン ホストで仮想マシンを実行します。 ホストを選択して、[次へ] をクリックします。
    DRS による自動配置が設定されたクラスタ内で仮想マシンを実行します。 クラスタを選択して、[次へ] をクリックします。
    DRS による自動配置を設定していないクラスタで仮想マシンを実行します。
    1. クラスタを選択して、[次へ] をクリックします。
    2. クラスタ内のホストを選択して、[次へ] をクリックします。
  5. 仮想マシンを実行するリソース プールを選択し、[次へ] をクリックします。
  6. [設定の確認] ページで選択内容を確認し、[完了] をクリックします。