ネットワークへの接続、通信の強化、または古いアダプタとの交換のため、仮想マシンにネットワーク インターフェイス コントローラ (NIC)、つまりネットワーク アダプタを追加します。
NIC を仮想マシンに追加する場合、アダプタ タイプやネットワーク接続に加えて、仮想マシンのパワーオン時にデバイスを接続するかどうか、および帯域幅の割り当てを指定します。
vSphere 8.0 以降では、VMXNET3 アダプタで Uniform Passthrough (UPT) の互換性を有効にできます。
仮想マシン ネットワーク アダプタのネットワーク構成の詳細については、ドキュメント『vSphere のネットワーク』を参照してください。
前提条件
- 必要な権限:ネットワーク上での 。
- SR-IOV (Single-Root I/O Virtualization) パススルー アダプタを追加するには、仮想マシンがハードウェア バージョン 10 以降であることを確認します。
- SR-IOV パススルー アダプタを追加するには、仮想マシンをパワーオフします。
- UPT サポートを有効にするには、次のことを確認します。
- ESXi ホストが DPU にインストールされており、ESXi が UPT をサポートしている。
- アダプタ タイプが VMXNET3 である。
- 仮想マシンのハードウェア バージョンが 20 以降である。
手順
- インベントリで仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [仮想ハードウェア] タブで、[新規デバイスを追加] をクリックし、ドロップダウン メニューから [ネットワーク アダプタ] を選択します。
新しいネットワーク アダプタが、ネットワーク アダプタ リストの下部に表示されます。
- [新規ネットワーク] を展開し、接続する標準または分散ポート グループを選択します。
メニューには、ホスト上で仮想マシンが使用可能なすべての標準ポート グループおよび分散ポート グループが一覧表示されます。
vSphere Network I/O Control バージョン 3 を使用して、予約クォータからのバンド幅をネットワーク アダプタにプロビジョニングする場合、クォータを提供するネットワーク リソース プールに関連付けられたポート グループを選択します。
- (オプション) [ステータス] 設定を確認し、必要に応じて変更します。
オプション |
説明 |
接続中 |
仮想マシンの実行中に、仮想ネットワーク アダプタを接続または切断するには、このオプションを選択します。仮想マシンがパワーオフ状態の場合、このチェック ボックスは使用できません。 |
パワーオン時に接続 |
仮想マシンのパワーオン時に仮想ネットワーク アダプタをネットワークに接続する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択しない場合、仮想マシンのネットワーク アクセスを行うには、アダプタを手動で接続する必要があります。 |
- [アダプタ タイプ] ドロップダウン メニューから、ネットワーク アダプタ タイプを選択します。
- ゲスト OS からのパケットの最大転送ユニット (MTU) を変更できるようにするには、[ゲスト MTU の変更を許可] ドロップダウン メニューからオプションを選択します。
- UPT を有効にするには、[UPT サポートの使用] チェック ボックスを選択します。
注: UPT サポートを有効にすると、仮想マシンのメモリ サイズがすべて自動的に予約されます。
- ネットワーク アダプタが vSphere Network I/O Control バージョン 3 が有効な Distributed Switch の分散ポート グループに接続されている場合、バンド幅をアダプタに割り当てます。
注:
[SR-IOV パススルー] ネットワーク アダプタにバンド幅を割り当てることはできません。
- [シェア] ドロップダウン メニューで、この仮想マシンからのトラフィックの相対的な優先順位を、接続されている物理アダプタの容量のシェアとして設定します。
- [予約] テキスト ボックスで、仮想マシンのパワーオン時に VM ネットワーク アダプタで使用できるようにする必要がある最小帯域幅を予約します。
- [制限] テキスト ボックスで、VM ネットワーク アダプタで消費可能な帯域幅の制限を設定します。
- (オプション) ドロップダウン メニューから、[MAC アドレス]の割り当て方法を選択します。
- MAC アドレスを自動で割り当てるには、[自動] を選択します。
- MAC アドレスを手動で入力するには、[手動] を選択します。
- [OK] をクリックします。