ゲスト OS がスタンバイ状態になった場合の仮想マシンの応答方法を定義するには、仮想マシンの電源管理オプションを設定します。
仮想マシンの電源管理設定の管理
ゲスト OS をスタンバイ状態に切り替えると、仮想マシンはパワーオン状態を維持するか、サスペンド状態になります。この動作を制御するには、電源管理設定を使用します。Windows 7 などのデスクトップ ベースのゲストの場合、デフォルトでスタンバイが有効になっていることがあり、あらかじめ定義されている時間経過後にゲストがスタンバイ モードに移行します。
次の条件が適用されます。
- [電源管理] オプションは、一部のゲスト OS では使用できません。
- [Wake on LAN] 機能をサポートしているのは Windows ゲスト OS のみで、Vlance NIC や、フレキシブル NIC を Vlance モードで使用する場合にはサポートされません。つまり、最新の VMware Tools は、ゲスト OS にインストールされません。
- [Wake on LAN] は、S1 スリープ状態の仮想マシンのみをレジュームできます。サスペンド状態、休止状態、またはパワーオフ状態の仮想マシンをレジュームすることはできません。
- [Wake on LAN] をサポートする NIC には、フレキシブル (VMware Tools が必要) vmxnet、拡張 vmxnet および vmxnet 3 があります。
注: ゲスト OS が誤ってスタンバイ モードに移行するのを回避するには、仮想マシンをデプロイする前に設定を確認します。
手順
- インベントリで仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [仮想マシン オプション] をクリックして、[電源管理] を展開します。
- [スタンバイ応答] セクションで、仮想マシンのスタンバイ応答を選択します。
- [[仮想マシンのサスペンド]] オプションでは、すべてのプロセスを停止することでリソースを節約し、仮想マシンのメモリのコンテンツを仮想マシンの .vmss ファイルにコピーします。ファイルをコピーしてトラブルシューティング シナリオに役立てるような場合は、.vmss ファイルへのメモリの書き込み機能が便利です。
- [ゲスト OS をスタンバイ モードにして、仮想マシンをパワーオンのままにする] オプションでは、すべてのプロセスを停止しますが、仮想マシンに接続されている仮想デバイスはそのまま維持します。
- [Wake on LAN] セクションで、[Wake on LAN] オプションを適用する 1 つまたは複数の仮想ネットワーク アダプタを選択します。
- 変更内容を保存するには、[OK] をクリックします。