コンテンツ ライブラリ内のアイテムを使用して、さまざまなタスクを実行できます。たとえば、購読済みライブラリのアイテムを同期して、そのすべてのコンテンツをダウンロードし、そのアイテムを使用して仮想マシンをデプロイできます。不要になったなどの理由でアイテムを削除できます。
各テンプレートや、ライブラリ内のその他の種類のファイルはライブラリ アイテムです。アイテムには単一のファイルまたは複数ファイルを含めることができます。たとえば、ライブラリに OVF テンプレートを追加する場合、実際には、そのテンプレートに関連付けられているすべてのファイルがアップロードされますが、vSphere Client に表示されるのは、OVF テンプレート タイプのライブラリ アイテム 1 つだけです。
コンテンツ ライブラリ アイテムの更新
仮想環境を管理して最新の状態を維持するには、ライブラリ アイテムのコンテンツの更新が必要になることがあります。たとえば、テンプレートにパッチを追加する場合は、既存のテンプレートを削除して新しいテンプレートを作成しなくても、テンプレートを直接更新できます。
購読済みライブラリのコンテンツを更新することはできません。ローカル ライブラリおよび公開ライブラリにある OVF テンプレート タイプのテンプレートのみを更新できます。
前提条件
コンテンツ ライブラリ管理者ロールが割り当てられていることを確認します。
手順
結果
アイテムのコンテンツが更新されます。アイテムの [サマリ] タブでは、アイテムの最終更新日を確認できます。
コンテンツ ライブラリからローカル コンピュータへのアイテムのエクスポート
コンテンツ ライブラリからローカル システムにアイテムをエクスポートしなければならない場合があります。
前提条件
手順
- [コンテンツ ライブラリ] リストに移動します。
- コンテンツ ライブラリを選択してください。
- エクスポートするファイルのタイプを選択します。
- [テンプレート] タブから、ライブラリのテンプレートを右クリックし、[アイテムのエクスポート] を選択します。
- [その他のアイテム] タブから、テンプレートではないライブラリのファイルを右クリックし、[アイテムのエクスポート] を選択します。
- [ライブラリ アイテムのエクスポート] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
- OVF テンプレートをエクスポートする場合は、テンプレートに関連付けられている各ファイル(.vmdk および .mf ファイルなど)をブラウザのダウンロード場所に保存するよう求めるプロンプトが表示されます。
ライブラリ間でのライブラリ アイテムのクローン作成
あるコンテンツ ライブラリから同じ vCenter Server インスタンス内の別のコンテンツ ライブラリに、テンプレートをクローン作成できます。クローン作成されたテンプレートは、元のテンプレートの同一コピーです。
ライブラリ間でテンプレートのクローンを作成する場合、[クローン作成] ウィザードでソース ライブラリをターゲット ライブラリとして選択することができます。
購読済みライブラリを、クローン作成するアイテムのソース ライブラリにすることはできますが、購読済みライブラリにアイテムをクローン作成することはできません。購読済みライブラリは、[ライブラリ アイテムのクローン作成] ダイアログ ボックスで、ターゲット ライブラリのリストから除外されます。クローンを作成するアイテムのソース ライブラリが、必要時にのみアイテムをダウンロードするように設定された購読済みライブラリである場合、このアイテムはまずソースの購読済みライブラリにダウンロードされた後、ターゲット ライブラリにクローンが作成されます。
手順
結果
次のタスク
テンプレートを使用して、vSphere インベントリ内のホストまたはクラスタに仮想マシンをデプロイします。
コンテンツ ライブラリ アイテムの編集
ライブラリ アイテムの名前、説明、またはタグのプロパティは編集できます。
編集できるのは、ローカル ライブラリのアイテムのみです。公開されているかどうかは関係ありません。購読済みライブラリのライブラリ アイテムは変更できません。
仮想マシン テンプレートと OVF テンプレートは両方とも編集できます。
前提条件
手順
- [コンテンツ ライブラリ] リストに移動します。
- ローカル ライブラリを、名前をクリックして開きます。
- 編集するライブラリ アイテムに移動します。
- テンプレートを編集するには、[テンプレート] タブをクリックします。
- 別のタイプのファイルを編集するには、[その他のアイテム] タブをクリックします。
- アイテムを右クリックし、コンテキスト メニューからタスクを選択します。
- アイテムの説明を編集するには、[メモの編集] を選択します。
- アイテムの名前を変更するには、[名前の変更] を選択します。
- アイテムにタグを割り当てるには、 を選択します。
- アイテムからタグを削除するには、 を選択します。
コンテンツ ライブラリ アイテムの削除
購読済みライブラリを使用して同期すると、後でメタデータを保持しながらストレージからライブラリを削除することができます。テンプレートなどのライブラリ アイテムは、完全に削除することもできます。
購読済みライブラリが、必要な場合にのみライブラリのコンテンツをダウンロードするオプションを選択して作成されている場合は、関連付けらているライブラリ ストレージに、そのライブラリ アイテムのメタデータのみが保存されています。仮想マシンを展開する仮想マシン テンプレートを使用する場合など、ライブラリ アイテムを使用する際は、アイテムを同期する必要があります。同期により、関連付けられたストレージにコンテンツの全体がダウンロードされます。
vSphere Client で、アイテムをまとめて削除することができます。
前提条件
タスク | 必要な権限 |
---|---|
ライブラリ アイテムのコンテンツの削除 | |
ライブラリ アイテムの削除 |
手順
- の順に選択します。
- コンテンツ ライブラリをクリックし、アイテムのタイプを選択して、アイテムに実行するタスクを選択します。
- [テンプレート] タブでライブラリのテンプレートを右クリックし、[削除] を選択します。
- [その他のアイテム] タブから、テンプレートではないライブラリのファイルを右クリックし、[削除] を選択します。