起動順序、リソース、およびカスタム プロパティを含むいくつかの vApp 設定を編集および構成できます。

手順

  1. インベントリで vApp を右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
  2. [リソース] タブでは、シェア、予約、制限などの CPU およびメモリの設定を編集します。
  3. [開始順序] タブでは、仮想マシンの開始順序を設定および編集します。
  4. [IP アドレスの割り当て] タブでは、IP プロトコルを指定したり、IP 割り当て方法を選択したりします。
  5. [詳細] タブでは、名前、ベンアー、製品の URL、ベンダーの URL などの製品情報を表示します。

vApp CPU とメモリ リソースの構成

vApp 用の CPU およびメモリのリソース割り当てを構成できます。

vApp と、そのすべての子リソース プール、子 vApp、および子仮想マシンの予約が親リソースに悪影響を及ぼすのは、それらのオブジェクトがパワーオンされているときだけです。

前提条件

必要な権限:vApp.vApp リソースの設定(vApp が対象)。

手順

  1. インベントリで vApp を右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
  2. CPU リソースを vApp に割り当てるには、[リソース] タブをクリックして、[CPU] を展開します。
    オプション 説明
    シェア

    親の合計リソースに対するこの vApp の CPU シェア。兄弟 vApp は、予約と制限の範囲内で、相対的なシェア値に従ってリソースを共有します。[低][標準]、または [高] を選択します。これらの値はそれぞれ 1:2:4 の割合でシェア値を指定します。各 vApp に対して、比重に見合う特定のシェア値を指定するには、[カスタム] を選択します。

    予約

    この vApp で確保されている CPU の割り当て。

    予約タイプ 予約を拡張可能にするには、[拡張可能] チェック ボックスを選択します。vApp をパワーオンすると仮想マシンの予約の合計が vApp の予約よりも大きくなる場合、vApp は親または先祖のリソースを使用できます。
    制限

    この vApp に割り当てる CPU の上限。制限を指定しない場合は、[制限なし] を選択します。

  3. vApp にメモリ リソースを割り当てるには、[リソース] タブをクリックして、[メモリ] を展開します。
    オプション 説明
    シェア

    親の合計リソースに対するこの vApp のメモリ シェア。兄弟 vApp は、予約と制限の範囲内で、相対的なシェア値に従ってリソースを共有します。[低][標準]、または [高] を選択します。これらの値はそれぞれ 1:2:4 の割合でシェア値を指定します。各 vApp に対して、比重に見合う特定のシェア値を指定するには、[カスタム] を選択します。

    予約

    この vApp で確保されているメモリの割り当て。

    予約タイプ 予約を拡張可能にするには、[拡張可能] チェック ボックスを選択して、予約を拡張可能にします。vApp をパワーオンすると仮想マシンの予約の合計が vApp の予約よりも大きくなる場合、vApp は親または先祖のリソースを使用できます。
    制限

    この vApp に割り当てるメモリの上限。制限を指定しない場合は、[制限なし] を選択します。

  4. [OK] をクリックします。

vApp の IP 割り当てポリシーの構成

構成を許可するように vApp が設定されており、必要な権限を持っている場合は、vApp に IP アドレスを割り当てる方法を編集できます。

vApp の作成中に IP 割り当てポリシーを設定することはできません。

IP 割り当てポリシーを設定する前に、IP プロトコルと、vApp でサポートされる IP 割り当て方法を指定する必要があります。

vApp を OVF テンプレートからデプロイした場合、IP 割り当てポリシーは引き続き編集できる可能性があります。

前提条件

必要な権限:vApp.vApp インスタンスの設定

手順

  1. インベントリで vApp を右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
  2. [vApp の編集] ダイアログ ボックスで、[IP 割り当て] タブをクリックします。
    このタブは、 vSphere Client でのみ使用できます。
  3. [オーサリング] セクションで、IP プロトコルと、vApp でサポートされる IP 割り当て方法を定義します。

    IP プロトコルおよび IP 割り当て方法により、使用できる IP 割り当てのオプションが決まります。

    vApp は、OVF 環境または DHCP サーバを介してネットワーク設定を取得できます。これらのオプションを選択しないと、IP アドレスは手動で割り当てられます。

    vApp でサポートできる IP プロトコルは、IPv4、IPv6、またはその両方です。

  4. [デプロイ] セクションで、[IP 割り当て] ドロップダウン メニューから IP 割り当てポリシーを選択します。
    オプション 説明
    静的 - 手動 IP アドレスを手動で構成します。自動割り当ては実行されません。
    一時 - IP プール vApp がパワーオンされると、IP アドレスは指定された範囲から、IP プールを使用して自動的に割り当てられます。アプライアンスがパワーオフされると、IP アドレスは解放されます。
    DHCP DHCP サーバを使用して IP アドレスが割り当てられます。DHCP サーバによって割り当てられたアドレスは、vApp で起動された仮想マシンの OVF 環境に表示されます。
    静的 - IP プール パワーオン時に、vCenter Server の 管理対象の IP ネットワーク範囲から自動的に IP アドレスが割り当てられ、パワーオフまで割り当てが維持されます。
    [静的 - IP プール] と [一時 - IP プール] は、vSphere プラットフォームによって管理される範囲(ネットワーク プロトコル プロファイル内の IP プール範囲によって指定される)内で IP 割り当てが行われるという共通点があります。違いは、静的 IP プールの場合は最初のパワーオン時に IP アドレスが割り当てられてその IP アドレスが保持されるのに対し、一時 IP プールの場合は必要時(一般にパワーオン時)に IP アドレスが割り当てられてパワーオフ中にその割り当てが解除されることです。
  5. [OK] をクリックします。

vApp の起動およびシャットダウン オプションの構成

vApp にある仮想マシンおよびネストされた vApp を起動およびシャットダウンする順序を変更できます。また、起動およびシャットダウン時に適用する遅延時間とアクションも指定できます。

前提条件

必要な権限:vApp.vApp アプリケーションの設定(vApp が対象)。

手順

  1. インベントリで vApp を右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
  2. 仮想マシンを選択し、その順序グループを選択します。

    同じグループ内の仮想マシンと vApp が起動してから、次のグループのオブジェクトが起動します。最初にパワーオンする仮想マシンのグループがグループ 1、その後でグループ 2、3 と続きます。シャットダウン時には逆の順序が使用されます。

  3. [開始順序] タブをクリックし、リストから仮想マシンを選択します。
  4. [グループ] ドロップダウン メニューから、仮想マシンのグループを選択します。
  5. (オプション) 仮想マシンの起動アクションを選択します。
    デフォルトは [パワーオン] です。仮想マシンを手動でパワーオンする場合は、 [なし] を選択します。
  6. (オプション) 起動アクションを実行するタイミングを指定します。
    • 起動アクションの遅延時間 (秒) を入力します。
    • VMware Tools が起動したときに起動アクションを実行するには、[VMware Tools の準備完了時に続行] を選択します。
  7. (オプション) 仮想マシンのシャットダウン アクションを選択します。
    デフォルトのシャットダウン アクションは [パワーオフ] です。また、 [ゲスト シャットダウン](ゲスト OS をシャットダウンし、仮想マシンは実行されたままにする)、 [サスペンド][なし] を選択することもできます。
  8. (オプション) シャットダウン アクションの遅延時間 (秒) を入力します。
  9. [OK] をクリックします。

vApp 製品プロパティの構成

vApp の製品およびベンダーの情報を構成できます。

前提条件

必要な権限:vApp.vApp アプリケーションの設定(vApp が対象)。

手順

  1. インベントリで vApp を右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
  2. 製品およびベンダーの情報を入力するには、[詳細] タブをクリックします。
    vApp 設定 説明
    名前 製品名。
    製品 URL 製品 URL を入力すると、ユーザーは、仮想マシンのサマリ ページで製品名をクリックして、製品の Web ページに移動できます。
    ベンダー ベンダー名。
    ベンダー URL ベンダー URL を入力すると、ユーザーは、仮想マシンの [サマリ] ページでベンダー名をクリックして、ベンダーの Web ページに移動できます。
  3. [OK] をクリックします。

vApp の使用許諾契約書の表示

編集する vApp の使用許諾契約書を表示できます。

前提条件

  • 必要な権限:vApp.vApp アプリケーションの設定(vApp が対象)。

  • 1 つ以上の使用許諾契約書を含む OVF テンプレートから vApp がインポートされていることを確認します。

手順

  1. インベントリ内の vApp に移動します。
  2. [構成] タブの [設定] を展開し、[使用許諾契約書] をクリックします。