1 台のホストにある WSFC 仮想マシンのクラスタ(筐体内クラスタまたは CIB とも言われる)は、同じESXiホスト上でクラスタリングされた仮想マシンから構成されます。これらの仮想マシンは、ローカルまたはリモートの同じストレージに接続されます。この構成は、オペレーティング システムとアプリケーションのレベルでの障害に対する保護にはなりますが、ハードウェアの障害に対する保護にはなりません。

注: 本番環境では、同じ ESXi ホスト上に WSFC の仮想ノードをホストしないでください。
注: Windows Server 2012 以降のリリースでは、最大 5 ノード(仮想マシン)がサポートされます。

次の図に、筐体内クラスタの構成を示します。

  • 同じ ESXiホスト上の 2 台の仮想マシンで WSFC が実行されます。
  • 各仮想マシンでは、プライベート ハートビート用のプライベート ネットワーク接続とパブリック ネットワーク接続を共有しています。
  • 各仮想マシンは、ローカルまたは SAN にある共有ストレージに接続しています。
  • 各共有ディスクは、バス共有モードが [仮想] に設定されている SCSI コントローラに接続されている必要があります。
図 1. 1 台のホストでクラスタリングされた仮想マシン

1 台のホストでの仮想マシンのクラスタリング