RDM を使用するハードウェア要件の少ない簡単な WSFC クラスタリング ソリューションでは、スタンバイ ホストを 1 台選ぶ場合があります。

スタンバイ ホストの各物理マシンに対して 1 台の仮想マシンが搭載されるようにシステムを設定し、各物理マシンとそれに対応する仮想マシンに対して 1 つずつクラスタを作成します。物理マシンの 1 つでハードウェア障害が発生した場合、その物理ホストの処理は、スタンバイ ホストにある仮想マシンが引き継ぐことができます。

次の図は、1 つの ESXi マシンで 3 台の仮想マシンを使用しているスタンバイ ホストを示しています。各仮想マシンで WSFC が実行されています。
注: このソリューションは、vVol およびクラスタ化された VMDK には適用されません。
図 1. 物理マシンと仮想マシンのクラスタリング
物理マシンと仮想マシンのクラスタリングを示す表