vSphere 名前空間 に割り当てる vSphere ストレージ ポリシーは、Kubernetes ストレージ クラスに変換されます。このストレージ クラスを使用して、TKG クラスタ ノードとパーシステント ボリュームの vSphere データストア内への配置方法を制御します。vSphere Zones の vSphere ストレージ ポリシーは、ゾーン トポロジを構成するすべての vSphere クラスタのストレージと互換性がある必要があります。

単一ゾーン スーパーバイザー の vSphere ストレージ ポリシーの定義

単一ゾーン スーパーバイザー のストレージ クラスを作成する手順を実行します。
  1. vSphere Client で、[ポリシーおよびプロファイル] を選択します。
  2. [仮想マシン ストレージ ポリシー] > [作成] の順に選択します。
  3. [vCenter Server] を選択します。
  4. ストレージ ポリシーに TKG2-cluster-storage-class などの記述的な名前を付けます。

    作成されるストレージ クラスには同じ名前が使用されます。

  5. ストレージの [ポリシー構造] で、[「VMFS」ストレージでルールを有効化] を選択します。
  6. VMFS ルールでは、[可能な場合は容量を節約] を選択します。
  7. ストレージ互換性を確認し、[次へ] をクリックします。
  8. [終了] をクリックして、ストレージ ポリシーの作成を完了します。

ストレージ ポリシーを vSphere 名前空間 に割り当てるには、「TKG サービス クラスタ向けの vSphere 名前空間 の構成」を参照してください。

3 つのゾーン スーパーバイザー の vSphere ストレージ ポリシーの定義

3 つのゾーンにデプロイされた スーパーバイザー を使用している場合、上記と同じ手順を次の追加手順とともに実行します。
  • ストレージの [ポリシー構造] については、[ストレージ トポロジ] > [使用ドメインの有効化] の順に選択します。
  • [使用ドメイン] には、ストレージ ポリシー タイプとして [ゾーン] を指定します。
図 1. ゾーン ストレージ クラス 1/2
2 つのゾーンのうち 1 つ目の vSphere ストレージ ポリシー
図 2. ゾーン ストレージ クラス 2/2
2 つのゾーンのうち 2 つ目の vSphere ストレージ ポリシー

高度な vSphere ストレージ ポリシーの作成

環境によっては、vSAN または VVol のいずれかの追加設定が必要になる場合があります。VMFS および NFS を使用している場合、vSphere ストレージ ポリシーにタグが含まれます。

TKG クラスタでの使用のために vSphere 名前空間 に適用可能な、さらに高度なストレージ ポリシー タイプ(タグベースのストレージなど)を作成するには、vSphere IaaS 制御プレーンのインストールと構成を参照してください。